Fender Vibro King Custom ¥316,800(税込)

現代Fenderの最高峰アンプ、Vibro King!

現代Fenderギターアンプの最高峰、Vibro King Customです。Vibro Kingは1993年にそれまでのFenderアンプの集大成として登場、センドリターンの搭載などモダンな面もありますが、ポイントトゥポイント配線、単板材によるキャビネット、Jensen Alnicoマグネットスピーカー搭載などヴィンテージアンプを踏襲した仕様が本質。フェンダーらしいレンジの広いサウンドが特長となっており、ヴィンテージアンプやそれらの復刻機を経て本機にたどり着いたギタリストも多いそうです。今回出品のこちらは1997年10月製造、以下案内の通り使用感はあるものの現在も問題なく稼働。ライブやスタジオでの演奏に力を発揮する60W出力のフルチューブコンボアンプです。

サウンドチェック。まずはハムバッキングPUで。ギターは当店製作のLP Typeでピックアップはフロント・リアともにGibson 57Classic。アンプ直でエフェクトは動画終盤でアンプ搭載のReverbとVibrateをかけています。Fenderの他の1Volume真空管アンプと同様、Vibro Kingもボリュームを上げると歪ますが、演奏環境の都合であまりな爆音はNGなので動画冒頭でクランチし始めるポイントだけチェックして後は歪まない程度で演奏しています。

 

シングルコイルPUで。ギターは当店製作のシンラインタイプ。ピックアップはSeymour DuncanでフロントSTR-1(Hot Telecaster Rythm)、リアはSTL-1b(Broadcaster)です。動画冒頭はアンプ搭載のReverbとVibrateをかけています。中盤以降はエフェクトなし。動画終わりにアンプのボリュームを少しずつ上げてクランチし始めるポイントをチェックしている以外は歪まない程度の音量で演奏しています。

 

FATスイッチ切り替えによる音色変化とEQの効き具合のチェック。

 

最後にアンプ搭載のReverbとVibrateのチェック。

 

【ご注意】

 当店は転売目的の方、代理購入の方との取引を遠慮させていただいております。そうした目的でのご注文、お問い合わせはご遠慮いただけますようお願い申し上げます。

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Fender FSR MIJ Traditional 70’s Telecaster Thinline Mahogany 美品 Sold Out

美品の70年代タイプシンライン、限定生産のマホガニーボディ!

日本製のFender Traditional 70’s Telecaster Thinline Mahogany、使用感わずかの美品です。マホガニーボディで2ハムの70年代スタイルシンラインはFender Japanの時代にもちょくちょく限定生産されていた経緯がありますが、今回出品のこちらは2022年製で国内大手楽器店のオーダーによる限定生産品、マホガニ―のホローボディであることに加えてスイッチやボリューム、ジャックがUSA製Fenderと同じパーツが使われていること、ナット幅41mmで指板Rが9.5inchとスリムで弦高も比較的下げやすいネック仕様であることもポイントです。

 前オーナーさんは約一年前に新品で本機を購入しましたが、あまり弾くことはなかったそうで使用感はごくごくわずか。ピックガードのフィルムも剥がされておりません。新品でご検討の方にも十分満足いただける外観に加えて、フレットの鏡面研磨とナットの再仕上げも含めた基本的な調整をやり直しており新品に負けない弾き心地も確保してあります。

サウンドチェック動画です。アンプはFender Vibro King。まずはクリーンサウンド。エフェクトなし。指弾き。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。指弾き。

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。ピック弾き。シンラインというとその軽量さからボーカルをとりながらコード弾きするのに適したイメージがありますが、ホローボディによるフィードバックしやすさを生かして音を伸ばす演奏も面白いです。

 

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1960年代国産アンプ Guyatone GA-620¥88,000(税込み)

和製Princeton Reverbとも呼ばれるGuyatone GA-620、1960年代製造ジャパンヴィンテージアンプ!

 60年代の日本のエレキブームを牽引したメーカーGuyatoneによる真空管ギターアンプGA-620です。1960年代に製造されていた機種で立ち位置的にはFenderのPrinceton Reverbを狙っていたようで基本的にはFenderに倣った回路ですが、30cm(約12インチ)のスピーカー、独自のスプリングリバーブユニット、鋭角的なトレモロはFenderのそれとは異なった個性を持っています。

 使用感のある外観ですがそれが貫録を感じさせます。今回の出品にあたって使用限界あるいは故障していたコンデンサー類や真空管の交換などのメンテナンスを実施しました。Priceton Reverbと同じく、ボリュームを上げてゆくとドライブサウンドになりますが日本の一般的な家屋では大音量過ぎるくらいですのでボリュームを上げて使用したい場合は防音環境が必要かと思われます。一方で歪まない程度の音量での使用であれば家での練習用にも良いでしょう。非常に古い機種ですそれなりに内部の劣化も進んでいると考えられ現状渡しでのご案内となります。古い国産機材がお好きな方やGuyatoneファンの方にお勧め!

サウンドチェック。

 最初にシングルコイルのギターで。ピックアップはSeymour DuncanSTR-2とSTL-1bのコンビ。シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。アンプのボリュームは7くらい(ギター側のボリュームフルでクランチくらい歪む)、treble6、Bass4で固定、適宜リバーブやトレモロを稼働。

 

 ハムバッキングPUのギターで。ピックアップはGibson 57Classic×2。シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。アンプのボリュームは4.5くらい(ギター側のボリュームフルでクランチくらい歪む)で固定、リバーブやトレモロはアンプのものを適宜稼働。動画4:00くらいからTrebleとBassの効き具合のチェック。

 

 最後に同時代に製造されたギター、Arai Diamond 1532Tで鳴らしてみました。アンプのボリュームは5で固定してギター側のボリュームでクリーン~クランチを調整、リバーブとトレモロはoff。

 

【ご注意】

 当店は転売目的の方、代理購入の方との取引を遠慮させていただいております。そうした目的でのご注文、お問い合わせはご遠慮いただけますようお願い申し上げます。

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ビザールギターのメンテナンス例:60年代後期製 Arai Diamond 1532T

60年代後半の短期間だけ製造されていたAraiブランドのギター、Diamond 1532Tのメンテナンスをさせていただきました。

 上画像は当店でメンテナンスさせていただいたArai Diamond 1532Tというギターです。ビザールギターファンの間では知られた機種だそうで、Fender JazzmasterやJagugar風のトレモロを搭載しているあたりは当時流行していたサーフミュージックを意識したのでしょうか。Araiブランドは荒井貿易のもので、その後はAria ProⅡというブランドに代わり現在に至っています。

 お預かり時は指板には音詰まり箇所が散見され、電気部分もスイッチは緩くなりすぎていて勝手に切り替わってしまう、ボリュームとトーンもガリなどがあり不調といった具合で音は出るものもその音色も何かがおかしいといった状態(ご依頼主様曰く「アンプから出る音がやけに引っ込んだ音」)。実際にアンプにつないでみるとやけにハイ落ちしており音量も極端に小さくなっていました。今回のご依頼は「とりあえずちゃんと演奏できる状態にしてからしばらく弾いて今後の判断をしたい」ということでした。そのためネックについてはフレット交換といった比較的高コストな処置はせずに浮いたフレットの補修とすり合わせ、ナット溝の修正と電気部分の見直しを実施。ご依頼主様は当初ピックアップの性質がイマイチな出音の要因と考えていたそうで、ピックアップも含めて電気部分は交換、互換性のあるパーツは入手困難であることから新たに取り付けるパーツに合わせてピックガードも新調することを検討されていたのですが、幸いピックアップ本体は生きていたことと、新しいスイッチも元のねじ穴を生かした取り付けが可能だったことからオリジナルのピックガードをそのまま利用して仕上げさせていただきました。

以下詳細

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