80年代末から2010年代まで続いたFenderのヴィンテージ復刻モデル、American Vintage 62Jazz Bass、1992年製です。モデル名では1962年タイプをうたっていますが実際の歴史では61年中期までの仕様だった2スタックノブ仕様となっているのが面白いところです。(ネックポケット内のスタンプから92年製の62 Jazz Bassと判断していますが、ひょっとしたら62Jazz Bassのコントロール部のみ2スタック仕様にして「61 Jazz Bass」として販売していたなんてことも想像できます。)
現代Fenderギターアンプの最高峰、Vibro King Customです。Vibro Kingは1993年にそれまでのFenderアンプの集大成として登場、センドリターンの搭載などモダンな面もありますが、ポイントトゥポイント配線、単板材によるキャビネット、Jensen Alnicoマグネットスピーカー搭載などヴィンテージアンプを踏襲した仕様が本質。フェンダーらしいレンジの広いサウンドが特長となっており、ヴィンテージアンプやそれらの復刻機を経て本機にたどり着いたギタリストも多いそうです。今回出品のこちらは1997年10月製造、以下案内の通り使用感はあるものの現在も問題なく稼働。ライブやスタジオでの演奏に力を発揮する60W出力のフルチューブコンボアンプです。