「修理・調整例/リぺア・メンテナンス例」カテゴリーアーカイブ

Fender JAGUAR 2ハムカスタマイズの例

2ハム仕様にカスタマイズしたFender Professional Jaguar。

当店Heavy Gauge Guitarsにて2シングルPUのJaguarを2ハムPU仕様にカスタマイズした例を紹介します。上画像がそのJaguar。元になっているのはFender Professional Jaguarで、ご依頼主様が選定した交換パーツとともに当店い持ち込み、当店にて必要な木部加工、配線、組み込みと基本調整を行わせていただきました。ご依頼主はハムPUによって元のシングルPUよりも太くパワーのあるサウンドをご所望、期待通りにサウンドを得ることができていますが、部分コイルタップ切り替えも装備したのとボリュームとトーン部分はオリジナルのままでトレブルブリードボリュームによってボリューム操作でトレブルが効いたサウンドも呼び出しやすいJaguarらしい高域の効いたサウンドも健在のままの仕上がり、以下詳細。

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1979年製 Fender STRATOCASTERのサウンドチェック

当店でメンテナンスさせていただいた1979年製 ストラト。

上画像は1979年製 Fender Stratocasterです。ラージヘッドに3点止めのナローネック(ナット幅約40.5mm)、プレートとサステインブロックが一体成型されているブリッジにダイキャスト成形サドルといったその後の主流とはだいぶ異なる仕様ですが、同時期の日本製のコピーモデルでも同様の仕様の製品が多く作られていてその時代を知る人にはなじみ深いのではないかと思います。今回持ち主様のご許可もいただいた上で、大雑把な仕様やメンテナンス内容、サウンドチェック動画を以下ご紹介します。何かのご参考になれば幸いです。 続きを読む 1979年製 Fender STRATOCASTERのサウンドチェック

ボロボロの楽器のレストア例:1997~2000年製Fender Japan JB62

かなり使い込まれてボロボロのベースを復活させます!

上画像のジャズベースは1997~2000年頃製造のFender Japan JB62です。とある練習スタジオのレンタル機として新品で導入されて使い続けられ、フレット交換などもされて生きながらえていたものの、状態が悪くなりレンタル機としては引退、しばらく倉庫に保管された後、現在のオーナーさんの手元にやってきました。当店に持ち込まれた時点でフレットは浮きまくり、指板はカサカサでRは崩れ、若干のねじれがあり、ボリュームやトーンは過度のガリと接触不良、ペグやブリッジサドルといったメッキパーツの表面にはたばこの脂が固着したと思われる茶色い汚れにまみれていました。当然演奏に耐えるような状態ではなかったのですが、現在のオーナー様は本機を何とか復活させ手使っていきたいという意向で当店に持ち込まれたものです。比較的大がかりなメンテナンスとなると同クラスの中古品を購入するよりも大きな費用がかかってきますが、思い入れのある楽器を何とかしたい、古い楽器を使い続けることに価値を覚える方であればか行けるよりも高い満足度が得られることは多いと思いますが、今回はまさにそういったケースでしっかりメンテナンスを施すことでまだまだ現役で活躍できる状態に復帰させることができました。全体的に塗装欠けや傷などが多いのですが、それがかえって使い込まれてきた履歴を物語っていて下手なエイジド加工品よりも貫禄のある仕上がりになったかと思います。

以下詳細をレポート。 続きを読む ボロボロの楽器のレストア例:1997~2000年製Fender Japan JB62

基本調整でお預かりしたOrville SGD-160ダブルネック 1994年製

ダブルネック!!

画像は基本調整でお預かりしたOrville SGD-160ダブルネックモデル1994年製です。もともと流通数が少ない機種で私自身目にする機会がなかなかなかったこともあり今回持ち主様にご許可いただいてレポートに残させていただきます。

OrvilleブランドではGibson PUを搭載したダブルネックもラインナップされていてそちらの方は型番も本家と同じEDS-1275だったようです。今回のSGD-160はEDS-1275とはPUが日本製であること、ネック裏にボリュート(GibsonやMartinといったヘッドに角度があるギターでネックの折れやすさを緩和する目的で設けられた補強)があること、12弦側のペグがFenderでみられる6連タイプ(EDS-1275はペグ一個につき2本のビス止めのところ、本機では6個のペグを7本のビスで固定)でヘッドの長さもやや短くなっています。今回は基本調整のみを行ったのですが、6弦ネック側のナットの5弦の溝が限界で開放弦がビリつきやすかったり、一部フレットの浮き上がりで低い弦高にはしにくい状態だったのですが、幸い持ち主様はそれほど低い弦高にこだわっておらず基本調整のみで演奏を楽しめる状態にできました。

個人的にネックが二本あるとややこしそうで弾きにくそう、何を弾いていいかわからないと思っていたのですが調整を済ませてサウンドチェックでいろいろ弾いてみるとこの仕様ならではの音がいろいろ出てきて意外と楽しく面白いギターでした。

以下各部。

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フレット交換させていただいたTokai Les Paul reborn LS-100

Heavy Gauge Guitarsにてフレット交換をさせていただいたジャパンヴィンテージTokai LS-100 Les Paul Reborn。

上画像は1980年頃の製造と思われるTokai Les Paul Reborn LS-100です。当店Heavy Gauge Guitarsにてフレット交換をさせていただいたのですが、人気のジャパンヴィンテージTokai LPタイプの中でも希少な機種でそのサウンド等は興味深かったので今回持ち主様のご許可を頂いてレポートさせていただくことになりました。

 ボディはソリッド2ピースメイプルトップ、1ピースマホガニーバック、1ピースマホガニーのネックにローズウッド指板というオーソドックスな木材構成にABR-1タイプのブリッジ(サドルはブラス)、アルミのテールピース、クルーソンタイプペグ、PUはDimazio PAFという仕様です。今回フレットを日本製のジャンボフレット(三晃SBB-215 高硬度品)へ、ナットはCamel Boneに交換、その他エスカッションは交換されたものの可能性がありますがそれ以外はオリジナルスペックです。

 サウンドチェック。まずはクリーン。アンプはFender Vibro King、エフェクトなし。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

 

 以下詳細。ご興味あればどうぞご覧ください。 続きを読む フレット交換させていただいたTokai Les Paul reborn LS-100