Fender ’65 Princeton Reverb FSR”Surf-Tone Tangerine”(Sold Out)

65 Princeton ReverbのLimited Edition!

2012年に日本向けに限定20台のみ生産された’65 Princeton Reverbのスペシャルバージョンです。ノーマルバージョンとの違いは外観がFenderアンプではめずらしいタンジェリンとホワイトの2トーンになっている点とパイロットランプがブル―の点、サウンド面ではスピーカーがアルニコマグネットのJensen P10Rである点が特長となっています。

前オーナーさんが本機を新品で購入後に数回メンテナンスに出されているとのことで、RCAケーブル(スプリングリバーブをつないでいるケーブル)とパワー管2本が交換されています。

タンジェリンカラーはエッジ部分で色褪せている箇所がありますが、ネット破れや外皮の剥がれなど中古品にありがちな損傷はなく製造から約10年経過しているアンプとしては比較的良好な状態を保っています。パワー管の交換は約1年前のことで、それ以降あまり使われなかったとのことでまだしばらくはそのまま付き合って行ける状態と言えます。

サウンドチェック。シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。

最初にシングルコイルPU(フロントSeymour Duncan STR-2、リアSTL-1b Broadcaster)のギターで指弾き。音量は4.5くらいに固定してTreble、Bass、Reverb、Tremoloのチェックをしています。

 

次に同じギターでピック弾き。指弾きよりもアタックが出やすいのでボリュームは少し押さえて4で固定。

 

最後にHumBucking PU(Gibson 57 Classic×2)のLPタイプで。音量は最初は3に固定、動画終盤で強くピッキングすると歪む程度(このギターの場合ボリューム4.5~5くらい)まで上げています。これくらいのセッティングだと弾き方やギター側のボリューム操作による変化の幅がかなり広くなります。もっとボリュームを上げたドライブサウンドも魅力的ですがかなりの爆音で当店の環境では出せないので割愛。

続きを読む Fender ’65 Princeton Reverb FSR”Surf-Tone Tangerine”(Sold Out)

隠れた名機!Fender Champ 12 (Sold Out)

隠れた名機、Fender Champ12!

1980年代後半から90年代前半にかけて製造されていた小型真空管アンプFender Champ 12です。ギタリストのトモ藤田氏が練習用・家用アンプに推していたとのことでここ数年隠れた人気機種になっているようです。Champの名を冠しているとはいえ、出力は約15W、スピーカーは12インチと日本の屋内環境ではちょっと大きいかもしれません。が、クリーンサウンドでの練習なら十分対応できるかと思います。また、小編成でのスタジオリハ、小さめのライブハウスでの使用も行けそうです。当時のFender アンプの看板製品だったThe Twinと同様、それまでのFenderアンプにはなかったドライブチャンネル(Fenderのイメージのクランチサウンドではなくきめの細かいハイゲインドライブ)、プッシュプルスイッチによるミッドブーストモード搭載などFenderアンプとしては異色の存在ですが、クリーン、ドライブ共にその音色はなかなかのもので有名ギタリストが推すのも頷けます。

古い機材ですので現状渡し(保証なし)でのご案内ではありますが、今回の出品にあたって各部接点の洗浄、動作不安の見られた真空管の交換(プリ管一本をSOVTEKへ交換、残る一本も当店入荷前の最近交換済)、摩耗の激しかったインプットジャックの交換も行いました。昨今の世界情勢により真空管価格が高騰、入手も難しくなってきていることやジャックも独自仕様で互換パーツ入手が難しいこともあり、そういった消耗部をしっかりオーバーホールしているのが好ポイントです。さらにスピーカーはトモ藤田氏お気に入りのEMINENCEにアップグレードされておりファンの方にもうれしい仕様かと思います。

サウンドチェック。シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。

①最初にシングルコイルのギターでクリーンチャンネル。このギターの場合、ギター側のボリュームフルではパンチの効いたクリーン~強いピッキングでほんのわずかに歪むクランチ、ボリュームを少し絞るとすっきりしたクリーンになります。この辺はオーソドックスな1ボリューム真空管アンプに準じる使い勝手。Mid BoostはクリーンでOnにするとやや癖の強いサウンドになります。リバーブの効きはFenderの名を冠したアンプとしてはかなり控えめですが、逆にFenderのびしゃびしゃな残響が苦手な人には調整幅が広く扱いやすいかも。家練習では本クリーンチャンネル+お気に入りの歪ペダルという組み合わせも良さそうです。

 

②同じギターでドライブチャンネル。オーソドックスなFenderクランチとは異なる粒の細かい歪みでGain 2ぐらいでもかなり歪みます。とは言えゲインを高めにすると音がつぶれてしまうわけではなく、より中低域が豊かにサステインが長くなる印象。Mid Boost はOn Offどちらも魅力的サウンドで、ハイゲインアンプにありがちなドンシャリ過ぎる音にならないのも好ポイント。本チャンネルについては一般家庭での使用には音量が大きすぎかもですが、他のFenderアンプにはないきめの細かいハイゲインドライブはなかなかに魅力的でスタジオに持ち込んで思いっきり鳴らすのは気持ちよさそう。

 

③ハムバッキングのギターでチェック。動画前半クリーン、後半ドライブチャンネル。

続きを読む 隠れた名機!Fender Champ 12 (Sold Out)

1968年製 Guild X-175メンテナンスとサウンドチェック

当店でメンテナンスさせていただいた68年製のGuildフルアコ、X-175。

メンテナンスでお預かりした1968年製Guild X-175です。ミディアムスケールにプライウッドのボディは17インチ幅の深胴、オリジナルのハムバッキングPUを2機搭載しています。当店で行ったメンテナンスはフレット擦り合わせとナット交換、ネック調整などの基本調整です。今回交換したナット以外はオリジナルパーツのままと思われます。弦はDaddario EJ21(12-52のラウンドワウンド弦、3弦巻弦)をレギュラーチューニングで張り、弦高は1弦12フレット1.4mm、6弦は1.9mmほどに調整しました。

サウンドチェック。最初に指弾き。アンプはFender Vibro Kingでエフェクトなし。

 

ピック弾き。

続きを読む 1968年製 Guild X-175メンテナンスとサウンドチェック

Tokai LS95S P-90 2011年製(Sold Out)

2011年製、国産トーカイLPモデル、P-90タイプPU搭載!

2011年製のTokaiの56年タイプモデル、おそらく型番LS95S P-90と思われる国産品です。製造から10年以上経過しており、前オーナーさんもある程度弾いていた様子もうかがえるものの、その割には損傷は少なく中古品としてはなかなか綺麗な状態かと思います。P-90搭載のLPタイプはGold Topが多いですが、本機は精悍なブラックフィニッシュ、元々流通数が少なかったカラーです。出品にあたってフレット等のメンテナンスを実施、新品に勝る弾き心地を確保しています。Tokaiファンは勿論、P-90タイプのサウンドが好き方にお勧めです。初心者の方が最初の一本として使うのにも良さそうです。

サウンドチェック。アンプはFender Vibro King。

クリーン、指弾き。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

続きを読む Tokai LS95S P-90 2011年製(Sold Out)

FENDER JAPAN ST68 Special Mod. (Sold Out)

ナローネック+ラージヘッドの68年タイプストラト!

細いネックグリップ、ラージヘッドが特長の68年タイプストラト、Fender Japan ST68、2004~2006年製を元にモディファイを加えたスペシャルバージョンです。当店入荷の時点でピックアップは別のFender Japanストラトに搭載されていたUSA製ST-Vintageに交換されていたほか、今回の出品にあたりボリュームやスイッチなどもUSAブランドに交換、加えてノーマルストラトでは出せない「フロント+リア」「フロント+センター+リア」のハーフトーンを含めすべてのポジションがハーフトーンになるHalf Tone Modeに切り替えるミニスイッチを搭載(PUの組み合わせ、5wayの並び順は下表の通り)。外観についてもPUカバーやノブ類の染色を行っており見た目の印象が引き締まっているかと思います。さらに、ナットは一般的な牛骨よりも高密度なラクダ骨で作り直しました。

表:5wayセレクターの各ポジション(ネック側が①、ブリッジ側が⑤)

Normal Mode

①F ②F+C ③C ④C+R ⑤R

Half Tone Mode

①F+C ②F+C+R ③F+R ④F+C+R ⑤C+R

製造から15年以上経過している中古品としては綺麗な状態ですが、よく見ると打痕や線傷などの使用感も少し見られます。フレットは出品前に軽く擦り合わせも行っており弾き心地良好。調整・改造のコストを考えるとかなりお買い得かと思います。

元々流通数が少なかったFender Japan 68年タイプストラトをお探しの方は勿論、サウンドバリエーションが広く使い勝手の良い国産ストラトをお探しの方にもお勧めです。細いネックグリップは女性ギタリストにも良さそうです。

サウンドチェック。アンプはFender Vibro King。最初にクリーンから。エフェクトなし。

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

続きを読む FENDER JAPAN ST68 Special Mod. (Sold Out)