Bacchus WOODLINE WL-517AC/Blue/OIL(Sold Out)

国産ハンドメイドのBacchus 5弦ベース!

長野県でハンドメイドされているBacchus WOODLINEシリーズのJBタイプ5弦ベース、WL-517ACです。2ピースのアッシュのボディ、ハードメイプルネックにエボニー指板、プリアンプにAguilarOPB-2を配したアクティブシステム、木材の質感を生かしたオイルフィニッシュやアクリルピックガードなど、この価格帯の国産品としてはコスパ最強ともいえるスペックです。

前オーナーさんは2年前に本機を新品購入していますが、最近は弾くことがなく保管されていたとのこと。ボディ表面、側面をよく見ると小打痕や線傷、ボディ裏にはベルトバックル痕などの使用感がありますが、木目を引き立たせる仕上げののためかそれほど目立たないと思います。元々傷がつきやすいオイルフィニッシュでもあるので中古品としては綺麗な部類に入ると言えるでしょう。短期間しか使用していなかったのでフレット摩耗もわずか。当店入荷時はいくつかのフレットの浮きが見られましたが、出品前にこれらを補修した上で軽くフレット擦り合わせも実施、現在の弾き心地は新品に負けないでしょう。

サウンドチック。まずは指弾きで。動画冒頭はプリアンプOFFでマスターはフル、バランサー調整での音色変化を確認の後プリアンプOn。アンプはPhill Jone Bass CubⅡ、シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。

ピック弾き。動画全編通じてプリアンプOnです。

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Fender JAPAN TC-10R TWEED CHAMP 徹底カスタマイズの例

Fender Japan製のTweed Champ、TC10Rを徹底カスタマイズ!

こちらはお客様からのご依頼でオーバーホール・カスタマイズを行った1990年代製造のFender Japan TC10R、Tweed Champ Reverbです。元々の外観や基本的な回路はそのままですが、ジャックや電源ケーブル、スピーカーケーブルなどの堅牢化、本家Champの特性に近いサウンドとなるMid Boost Modeの追加や、Jensenアルニコスピーカーへの換装、自宅でもボリュームを上げたクランチサウンドを楽しめる3段階のパワーダウンモードの付加など徹底カスタマイズを実施。また、製造から30年近く経過し劣化の懸念がある電解コンデンサーなどもすべて一新。アルニコスピーカーの搭載にあたってはその形状の都合でそのままではキャビネット内には収まらないため、出力管の取り付け位置を変更するといった処置も行いました。Champ系は勿論、オーソドックスなFender系アンプのカスタマイズの例として以下ご紹介します。

サウンドチェック。ギターは当店で制作したTLシンラインタイプ、シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。アンプのセッティングは動画を通してVolume8(12がフル)、Treble10、Bass12、Reverb5で固定、動画3:08くらいからMid Boostオン、3:55くらいからパワーダウンモード(1/10出力)に切り替えています。ギターボリュームの操作のみクリーン~クランチを行き来してみました。

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Heritage Guitars H-535 ASB 1995年製(Sold Out)

Heritage セミアコ、H-535 ASB、1995年製!

80年代中盤、Gibsonは当時の生産拠点だったKalamazooからNashvilleへ工場を移転。その際、Kalamazooに残った熟練職人たちがKalamazoo工場を買い取って発足したHeritage Guitarsのセミアコースティック、H-535ASBです。Heritageと言えば「50~80年代のGibsonギターを作り続けてきた熟練職人が作ったブランド」という事で脚光を浴びたためか、ブランド発足当時すでに高齢だった「熟練職人」たち主導でデザイン・制作された初期のものに興味を持つ方は多いかもしれません。本機はそうした初期の香りを残す1995年製ですが、当時Gibsonよりも高額だったこともあり日本国内では希少性も高いと思われます。

本機はプロギタリストからの放出品(委託販売品)。かなり弾きこまれており、使用感やラッカー塗装のクラックなどの経年変化が随所に現れ、ヴィンテージギターと同等とも言える貫禄を醸し出しています。今回の出品にあたってはフレットの擦り合わせを行っており弾き心地は新品に負けない状態にリセット、即戦力としてお使いいただけるかと思います。

ヴィンテージには手が届かないけれど、弾きこまれてきたギターに興味がある方、そうしたギターをコレクションではなく現場でガンガン弾きたい方にはもってこいの一本。また、即戦力となる米国産セミアコをお探しの方にもお勧めです。

サウンドチェック、まずはクリーン。アンプはFender Vibro Kingでエフェクトなし、指弾き。

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

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Fender ’65 Princeton Reverb FSR”Surf-Tone Tangerine”(Sold Out)

65 Princeton ReverbのLimited Edition!

2012年に日本向けに限定20台のみ生産された’65 Princeton Reverbのスペシャルバージョンです。ノーマルバージョンとの違いは外観がFenderアンプではめずらしいタンジェリンとホワイトの2トーンになっている点とパイロットランプがブル―の点、サウンド面ではスピーカーがアルニコマグネットのJensen P10Rである点が特長となっています。

前オーナーさんが本機を新品で購入後に数回メンテナンスに出されているとのことで、RCAケーブル(スプリングリバーブをつないでいるケーブル)とパワー管2本が交換されています。

タンジェリンカラーはエッジ部分で色褪せている箇所がありますが、ネット破れや外皮の剥がれなど中古品にありがちな損傷はなく製造から約10年経過しているアンプとしては比較的良好な状態を保っています。パワー管の交換は約1年前のことで、それ以降あまり使われなかったとのことでまだしばらくはそのまま付き合って行ける状態と言えます。

サウンドチェック。シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。

最初にシングルコイルPU(フロントSeymour Duncan STR-2、リアSTL-1b Broadcaster)のギターで指弾き。音量は4.5くらいに固定してTreble、Bass、Reverb、Tremoloのチェックをしています。

 

次に同じギターでピック弾き。指弾きよりもアタックが出やすいのでボリュームは少し押さえて4で固定。

 

最後にHumBucking PU(Gibson 57 Classic×2)のLPタイプで。音量は最初は3に固定、動画終盤で強くピッキングすると歪む程度(このギターの場合ボリューム4.5~5くらい)まで上げています。これくらいのセッティングだと弾き方やギター側のボリューム操作による変化の幅がかなり広くなります。もっとボリュームを上げたドライブサウンドも魅力的ですがかなりの爆音で当店の環境では出せないので割愛。

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隠れた名機!Fender Champ 12 (Sold Out)

隠れた名機、Fender Champ12!

1980年代後半から90年代前半にかけて製造されていた小型真空管アンプFender Champ 12です。ギタリストのトモ藤田氏が練習用・家用アンプに推していたとのことでここ数年隠れた人気機種になっているようです。Champの名を冠しているとはいえ、出力は約15W、スピーカーは12インチと日本の屋内環境ではちょっと大きいかもしれません。が、クリーンサウンドでの練習なら十分対応できるかと思います。また、小編成でのスタジオリハ、小さめのライブハウスでの使用も行けそうです。当時のFender アンプの看板製品だったThe Twinと同様、それまでのFenderアンプにはなかったドライブチャンネル(Fenderのイメージのクランチサウンドではなくきめの細かいハイゲインドライブ)、プッシュプルスイッチによるミッドブーストモード搭載などFenderアンプとしては異色の存在ですが、クリーン、ドライブ共にその音色はなかなかのもので有名ギタリストが推すのも頷けます。

古い機材ですので現状渡し(保証なし)でのご案内ではありますが、今回の出品にあたって各部接点の洗浄、動作不安の見られた真空管の交換(プリ管一本をSOVTEKへ交換、残る一本も当店入荷前の最近交換済)、摩耗の激しかったインプットジャックの交換も行いました。昨今の世界情勢により真空管価格が高騰、入手も難しくなってきていることやジャックも独自仕様で互換パーツ入手が難しいこともあり、そういった消耗部をしっかりオーバーホールしているのが好ポイントです。さらにスピーカーはトモ藤田氏お気に入りのEMINENCEにアップグレードされておりファンの方にもうれしい仕様かと思います。

サウンドチェック。シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。

①最初にシングルコイルのギターでクリーンチャンネル。このギターの場合、ギター側のボリュームフルではパンチの効いたクリーン~強いピッキングでほんのわずかに歪むクランチ、ボリュームを少し絞るとすっきりしたクリーンになります。この辺はオーソドックスな1ボリューム真空管アンプに準じる使い勝手。Mid BoostはクリーンでOnにするとやや癖の強いサウンドになります。リバーブの効きはFenderの名を冠したアンプとしてはかなり控えめですが、逆にFenderのびしゃびしゃな残響が苦手な人には調整幅が広く扱いやすいかも。家練習では本クリーンチャンネル+お気に入りの歪ペダルという組み合わせも良さそうです。

 

②同じギターでドライブチャンネル。オーソドックスなFenderクランチとは異なる粒の細かい歪みでGain 2ぐらいでもかなり歪みます。とは言えゲインを高めにすると音がつぶれてしまうわけではなく、より中低域が豊かにサステインが長くなる印象。Mid Boost はOn Offどちらも魅力的サウンドで、ハイゲインアンプにありがちなドンシャリ過ぎる音にならないのも好ポイント。本チャンネルについては一般家庭での使用には音量が大きすぎかもですが、他のFenderアンプにはないきめの細かいハイゲインドライブはなかなかに魅力的でスタジオに持ち込んで思いっきり鳴らすのは気持ちよさそう。

 

③ハムバッキングのギターでチェック。動画前半クリーン、後半ドライブチャンネル。

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