1958年製Fender Twin Amp 5F8-A 状態良好!(Sold Out)

激レア、状態良好の58年製Fender Twin Amp! お値段はお問い合わせください。

1958年4月製造のFender Twin Ampです。同じくTweed期のBassmanと並んで後のプレキシマーシャルの原型ともなった5F8-A回路の本機はエレキギターの歴史の中でも最も重要なアンプの一つに数えられ、有名ギタリストが愛用していることでも知られる非常に貴重・希少な一台。本機はTweed期のFenderアンプの中でも高額で取引されることで知られており日本国内でも相当な額での出品されてきています。以前のオーナーさんが演奏に使用しつつこまめにメンテナンスもされていたようで、耐用年数をとうに過ぎた部品の交換などもしっかり行われていますが、オリジナル部品が維持されている部分もしっかりあり、以下詳細の通り60年以上経過しているとは思えない保存状態でこれまでのオーナーさんが楽器としてとても大事に扱ってきたことがうかがえます。メンテナンスが行きギ届いているだけありギタリスト垂涎のサウンドも健在!

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サウンドチェック。まずは当店で制作したTL thinline typeをプラグイン。シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直です。実際は少し歪むくらいが本領発揮だと思いますが当店の環境ではそこまでの音量にはできないので、歪まない程度の音量である点ご留意ください。

Normal Channel Input1。

 

Bright Channel Input1

 

次にお客様にお借りしたヒスコレ59レスポールでNormal Channel。先のシンラインではInput1でしたが歪まない程度の音量でも音がでかいので以下サウンドチェック動画ではInput2にプラグインしています。

 

前の動画でのセッティングのままBright Channelをチェック。

 

ギターをST Typeに持ち替えてBright Channelをチェック。Presenceコントロールは「超高域調整」というのが一般的な認識かと思いますが、本機の場合はそこまで高域ではなく、「鈴鳴り成分の調整」みたいな印象です。考えてみるとレキシマーシャルのプレゼンスも同様です。本機が始祖であることが実感できます。

 

最後にST Typeでノーマルチャンネル。

正面。Tweed期のアンプは外装のほつれやネットの損傷が見られることがほとんどですが本機は Tweedは後から貼りなおしたもので外観はきれいです。ネットも交換されている可能性が高いと思います。
(2023年3月7日訂正・追記。
革製ハンドルは裂けてしまっています。もともとこのハンドルは木ネジ4本でキャビネットに止められているだけの構造で重量のある本機を運ぶのには強度不足が否めないものでもあります。仮にハンドルをもってアンプを持ち上げるとハンドル自体は大丈夫でも4本の木ネジがすっぽ抜けてアンプが足に落下してしまうなど大変危険ですので持ち運びに際してはキャビネットを抱えて持ち上げるか荷台に乗せて移動する必要があるとお考え下さい。ちなみにFender社も後年の重量のあるアンプでは木ネジではないもっとしっかりした固定方法に変更されていたようです。
背面。前面同様良好な状態です。右スピーカーは製造番号から57年または67年の8月18~24日製造、左は58年または68年4月13~19日製造のJensenアルニコスピーカーが搭載されています。当時のJensen社は60年代後半に事業縮小・終了をしていること、60年代はセラミックマグネットのスピーカーがトレンドでFenderでもそれが採用されていたことを考えるとおそらく57・58年製の可能性が高いと言えます。オリジナルで搭載されたものか後から交換されたオリジナルと同時期製造のものかいずれの可能性も考えられますが、 いずれにしても非常に希少なスピーカーです。
念のため取り外してコーン部も確認もしていますが、 目立った損傷や修理痕はなく奇跡的なコンディションと言って差し支えないと思います。
キャビネット内部に貼られているスペックシート。周辺が黒く焼けてしまっていて本画像で分かりませんが58年4月製造を示す刻印HDや回路番号5F8-Aなどを確認できます。手書きのシリアルナンバーは消えかけていてますがよく見ると本体刻印のシリアルナンバーでオリジナルであると確認できます。キャビネットは現行の多くのアンプのような集成材ではなく単板パイン材。この辺もサウンドに大きな影響を与えていそうです。
左右側面。エッジ部分にも古いTweedアンプにありがちなほつれなどがほとんどありません。現在のTweedがいつ貼られたのかは不明ですが雰囲気を損なわない丁寧な処置がされています。
コントロールパネル。さすがにメッキの痛みなど見られますが60年以上前の製造であることを考えると奇跡的状態だと思います。グランドスイッチが搭載されていますが、安全性を考慮しこの回路は外してあります。もちろんサウンドには全く影響はありません。こうしたグランドスイッチは 複数の不具合が重なることで重大な感電事故につながるリスクを考慮してか後年では万一感電した際の電圧をなるべく抑える仕様になっていたりそもそもグランドスイッチを設けないことが多いですが、本機の場合はギターアンプ黎明期ならではのグランド回路そのままですので安全性を考慮した対処となっております。
真空管は当然ながら交換されていますがオーナーさんのこだわりでNOS管でセットアップされているのが嬉しいところです。
内部。SozoやOrangeDropのフィルムコンデンサー、Spragueの電解コンデンサーなど近年交換されたものとオリジナルのAstronやセラミックディスクコンデンサーが混在しています。カバーの上面に円の溝があるPOTは古いデザインのものでオリジナルあるいはそうでなくてもかなり前のものと思われます。2つデザインの異なるPOTのうち一個は日本製、もう一つは不明ですが状態から古いもののようです。POT Dateが確認できないため製造時期やオリジナルかどうかは断定致しかねますが、いずれも動作は良好です。Presenseの操作時に少しガリがでますがそういう回路となっているためで故障ではありません。
画像左:付属のElectro-Harmonix製変圧器と近年のメンテナンスで取り外したコンデンサー。アンプ自体は120V仕様ですが、この変圧器で100Vで使用できます。勿論変圧器をつながなくてもそのまま日本のコンセントにつないで使用しても問題はありません(先のサウンドチェック動画は変圧器を使用せずそのまま日本の100Vコンセントにつないでいます)。取り外されたコンデンサーにはオリジナルでないものも多く含まれることから過去のオーナーさんが危険な劣化部品はちゃんと交換するといったしっかりとしたメンテナンスしてきたことが伺えます。それゆえのきれいな状態なのではないかと推察しています。
画像右:電源ケーブルは約6mもありステージで使用する都合などで長いものに交換したものと推察されます。デザインは古いものなのでそれほど近年ではなくだいぶ前に交換されたものと思われます。

メンテナンスが行き届いた状態良好58年製Twin Amp、非常に貴重・希少な一台!

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