「国産フレットレスベース」タグアーカイブ

Landscape ARB-204/FL Fretless BASS 2014年製(Sold Out)

17インチのフルアコ構造ボディをもつフレットレスベース!

 フルアコースティック構造のフレットレスベース、Landscape ARB-204/FLです。ヴァイオリン属の楽器を思わせる凝った外観が目を引く本機、ボディトップはスプルース単板、バックはメイプル単板からそれぞれ削り出したアーチトップ形状、木製テールピース、ピックガードにブリッジ(Fishman製)という手工品アーチトップギターでよく見られる贅沢な構成です。ブリッジ内蔵のピエゾPUとオリジナルのフローティングPUとハイカットトーンコントロールを組み合わせることで音色の幅も確保されています。

 2014年製の本機の指板はおそらくはローズウッド製。その他基本的な仕様は現行品とほぼ同じと思われます。小傷やエッジ部の塗装剥がれなど使用感はありますが致命的な損傷はなくまだまだ長く演奏を楽しめるかと思います。単板削り出しのアーチトップギター、ベースはその制作工程い膨大な手間がかかっているものでどうしても高額になるものですが(3桁万円が珍しくない)、本機は職人の手による品にもかかわらず現在の新品定価¥473,000でかなりコストパフォーマンスな機種と言えます。アコースティックな小編成でフレットレスベースを使いたい方や、雰囲気のある見た目の楽器がお好きな方などにお勧めの一本!

 専用のハードケース付属、委託販売品。今回の出品にあたり基本調整のみ行っておりますが、保証なし現状渡しの委託販売品となります。

サウンドチェック動画。まずはマグネティックPUとピエゾPUを混ぜて演奏。本機のピエゾPUは低域は弱めで高域寄りを出力することで「ピッキングアタックや、弦の擦過音などの生々しさ」を付加する効果があります。基本的にはマグネティックPUの音に必要に応じてピエゾを足してゆくという使い方がわかりやすくおすすめ。マスタートーンは一般的なハイカットトーンですが、ピエゾを生かす場合はトーンを絞ることでピエゾがカバーする音域も削れてしまいやすいのでそれをふまえた操作が必要です。

 

マグネティックPUのみで演奏。弦を擦る音やアタックなどが控えめになサウンドになります。

 

 あえてピエゾのみの出力でも弾いてみました(実際に本機でピエゾ出力のみでバンド演奏するのは音質的に無理があると思いますのであくまで参考です)。ピエゾのみでトーンを絞ると音がかなり小さくなることから本機のピエゾの特性がよくわかります。本機のピエゾPUはあくまでもマグネティックPUの音に味付けするといった考え方で使うのがお勧めです。

 

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石ロゴ期 Fernandes フレットレスベースFJB-65Jジャコパスモデル

Fernandesのジャコパス風のフレットレスジャズベースをメンテナンス。

 上画像は基本調整や電気部品の総入れ替え再配線等でお預かりした石ロゴ期(1980年前後)のFernandesフレットレスジャズベースです。めったにお目にかかれない機種なのでご依頼主にお許しいただいて以下記事にさせていただきます。

 当時のカタログには「ジャコパス愛用のフレットレスベースをモデルに制作」と紹介されていた機種ですが、カタログ掲載の仕様と少し違っていて本機は21フレット仕様(フレットレスですが・・・)となっています。ネックポケットは通常の20フレットのものと同じようで、結果的にネック、ブリッジは少しヘッド側へ位置しており、それに伴って2つのピックアップは通常のジャズベースタイプよりもブリッジよりになっていました。通常の20フレット仕様とボディは共用でブリッジ位置のみ変更して21フレット仕様にしていたのでは・・・。フレットレスの場合、やはりメロディアスなフレージングをしたいところですが最高音がEまで出せる本機はかゆいところに手が届く感じです。

以下詳細

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激レア BOSS-AXE ACTER Ⅵ Fretless (Sold Out)

知る人ぞ知るブランドBoss-Axeの激レアフレットレスベース!!

GrecoやD’Angelico、HS Andersonなど80以上のブランドのデザインに係っていた、椎野秀聰氏が80年代に起こしたブランド、Boss-Axeのフレットレスベース、Acter Ⅵ Fretlessです。都内の特定の店舗でのみ扱われていたショップブランド的な楽器だったそうで、非常にレアな存在です。椎野氏と言えば前述の活躍以外にも日本を代表するギターメーカーESPやDJ機器で世界を席巻したVestaxの創業者でもあり、「サウンドデザイナー」という肩書でギターのみならず、音楽業界全般にわたって長く活躍された人。本機はそんな椎野氏の折り紙付きの一本と言って良いかと思います。

日本人に合わせた小ぶりなボディは上品なフレイムが出たメイプル。ネックもメイプル製で手間のかかるスルーネック構造。指板は縞黒檀(マッカーサーエボニー)、PJスタイルのピックアップはオリジナルのアクティブタイプが搭載されています。傷や打痕、メッキの劣化など見られますが、でおよそ30年前の楽器としては良好な外観と言えると思います。指板は出品前に再研磨を加えておりますので、弦の痕などはほとんどなくスムーズに演奏できます。

古い国産の楽器のファンの方は勿論ですが、国産の小ぶりなフレットレスをお探しの方などにもピッタリの一本では・・・。

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