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Pro CO RAT REISSUE 1991年製 (Sold Out)

オリジナルラット仕様で90年代初頭に復刻されたラージボックスラット!レアペダル!

ディストーションペダルの金字塔RAT、90年代初頭のオリジナルラージボックス仕様復刻モデルです。RATと言えばコンパクトの筐体にインジケーターも搭載したRATⅡが最もポピュラー化と思いますが、マニアの間ではこちらのラージボックス仕様も人気です。80年代のオリジナル生産品はすでにコレクターズアイテム化し激レアですが、今回出品の90年代初頭の復刻機もオリジナル程でないにせよ流通数が少なく目にする機会もあまりないかと思います。

塗装の汚れ、小さな剥がれ、傷等の使用感はありますが、製造から30年近く経過していることを考えると状態は良いと思います。

本機をアダプターで使用する際に必要なミニジャック変換アダプターが付属します。勿論9V電池でも使用可能! 続きを読む Pro CO RAT REISSUE 1991年製 (Sold Out)

ピックガードの修正、側面テーパー変更、ねじ穴の位置修正の例

Fender Japanの初期ジャズベースのピックガードをヴィンテージに近づけるためにセルロイド製に交換。ヴィンテージではピックガード側面のテーパーが現代よりも緩かったのでそれの再現も狙って側面加工もしてあります。

フェンダータイプのギター・ベースでは交換用のピックガードの既製品が多数流通しており、比較的簡単に好みの色や柄のピックガードに換装できます。が、実はそういったピックガードに交換する際「ネジ穴が合わない」「形・サイズが微妙に合わない」「微妙にデザインがことなる」という事もよくあり、以外と手間がかかったり、自分ですべて対処するには難しすぎたりするケースも多いようです。今回はそういった「別売りピックガードの取り付け」と「ピックガードのデザイン変更改造」の例です。

今回の初期Fender Japanのジャズベースの持ち主さんからの依頼は「ヴィンテージ仕様に近づけるため、ピックガードをセルロイド製に交換したいが、入手したピックガードだとサイズやネジ穴位置がかなりずれていてそのままでは取り付けられないので必要な対処をお願いしたい。また、ヴィンテージではピックガード側面のテーパーが現行品よりも緩く、ピックガードの積層構造がよりわかりやすく目立つが、その仕様に近づけたい」というものです。以下詳細を紹介。

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クレジットカード払い対応開始/キャッシュレス決済5%還元対象店舗です。

これまで店頭でのお支払いは現金のみの対応でしたが、2019年10月よりクレジットカードでのお支払いに対応を開始いたしました。また、政府のキャッシュレス化推進の一環の「キャッシュレス決済5%還元」の対象事業者にも指定されております。合わせていくつかの電子マネーでのお支払いも可能になりました。

ご利用可能なクレジットカード。
ご利用可能な電子マネー。

クレジットカードでのお支払いの際は「カード払い手数料」を加算させていただきます。詳細は以下リンクもご参照ください。

店頭でのキャッシュレス決済について

TL Thinline Type コンポーネント制作

お持ち込みいただいたパーツを組み上げて完成したTL Thinline Type!

こちらはご依頼主ご自身が集めたボディ、ネック、PU等のパーツを当店がお預かりしてコンポ―ネント、調整をさせていただいたシンラインタイプです。パーツ持ち込みでの制作例・調整例としてご紹介します。大雑把な仕様は以下の通り。

・木材構成はサーモウッドメイプルネック、ジリコテ指板、ボデイはフレイムメイプルトップ、マホガニーバックのシンラインタイプのホロー構造。

・エイジド加工されたボデイ、ピックガード。

・PUはSeymour Duncan SH18の2ハム仕様、通常の2PUテレキャスコントロールにリアのみシリーズ/パラレル切り替えのミニスイッチを増設。ケーブルはノンシールドタイプで配線。

・金属パーツはすべてゴールドを基調としたセレクト。

 古いレスポールのようなサンバースト塗装のボディと金属パーツの組み合わせが上品な印象ですが、金メッキは劣化しやすいので、しばらく使うとボディのエイジド加工によりマッチしてきて違った魅力も出てきそうです。

サウンドチェック。まずはクリーンサウンドから。アンプはFender Vibro Kingでアンプ直。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

 

「ジリコテ指板」「サーモウッドネック」という組み合わせは初めてだったのですが、違和感ようなものは全くなく、クリーンでも歪でも、あるいは生音でも気持ちよく弾ける音に仕上がったと思います。2つののハムバッカーの組み合わせだけでも楽しめますが、リアのパラレルがサウンドバリエーションを加えているところも面白いです。リアパラレルのみだけでなく、リアパラレルとフロントのミックスサウンドやリアのトーンを絞った音なども私にとって気持ち良いポイントが多く興味深い仕上がりになりました。

弦はDaddario EXL110(10-46)でレギュラーチューニング、弦高は1弦12フレット1.3mm、6弦は1.8mmに調整してあります。

以下、各部詳細。

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ピックガードのエイジド加工例

エイジド加工を加えたピックガード。

ピックガードのエイジド加工の一例です。

今回はお客様のご依頼でコンポーネント(ボディ、ネック他各パーツをお持ち込みいただいて組み立てと調整等を当店で実施)をさせていただいているシンラインテレキャスタータイプに取り付けるピックガードです。

エイジド加工前後、正面から見たところ。経年変化による焼けの再現を狙って染色を行っています。
「弾き傷」を再現した傷を入れています。当然ですが弦の下になる部分は比較的傷が入りにくいはずなので加工は少なめ、この画像の向きでピックガードの右側に多く弾き傷を入れています。
傷の入り具合がわかりやすいように背景を変えて撮影した画像(実際の色合いは先の画像の方が近いです)。蛍光灯の反射が少ない辺りが弾き傷を多めに入れています。
細かいところですが、汚れがたまりやすい部分もそれを再現してみました。実際に取り付けた際に矢印の弧の部分はコントロールプレートとの隙間になって汚れがたまりやすい部分です。もっとも見えにくい箇所ですし、こだわる必要はないかも。

今回はピックガードの留めネジの錆が広がったような茶色っぽい焼けの再現を狙っていますが、お好みによって黄色っぽくしたり、黒っぽくしたり、緑っぽくしたり、あるいは濃くしたり、薄くしたりもできます。

弾き傷については弾き手によって変わってくることなので、とびぬけて目立つような深い弾き傷はつけていません。それをしてしまうと実際に持ち主さんが弾きこんでいくことで違う場所に深い傷がついてきて不自然になってしまうかもしれないので・・・。あくまで実際の演奏でついてしまう傷が一番目立つようにという考えで加工しています。

今回「焼け」の再現にピックガード材を染色するという方法をとっていますが、この方法はピックガードは勿論、ボリュームノブやピックアップカバーなどの樹脂部品にも応用可能です。例えば「白のピックガードをごく淡いブルーのピックガードにカスタマイズ」、「白のノブをやや茶色っぽいミントグリーンにカスタマイズ」するなど色々考えられます。材質によっては染まりにくいもの、思ったよりも濃く染まってしまうものなど様々で100%狙った色になるわけではありませんが、通常の塗装のようにはっきりした色ではなく、地材の色の上に「淡い色合い」が乗る感じは味わいがあって面白いカスタマイズです。「他にない色あいの部品にしたい」といった個性派の方や市販のパーツには好みの色がない、取り付けたいギターと規格・サイズが合うパーツが見つからないといった場合の解決策にもなります。

こちらのストラトではピックガードは既製品(エイジドホワイト)のまま、ボリューム・トーン・スイッチの各ノブとピックアップカバーを「黄色っぽく焼けた感じ」を狙って染色しています。オリジナルの状態では白でした。