79年製のYAMAHAセミアコのフレット交換を行わせていただきました。フレット交換の例としてご紹介します。
フレット交換前の主な症状と作業後の改善状況は以下の通り。
①元のフレットの高さは低いところで0.7mmくらいまで摩耗
⇒新しいフレットは国産のナロージャンボ。高さ約1.3mm。
②バインディングが収縮し剥がれも散見。指板との段差があったためほぼすべてのフレットの両端とバインディング間に隙間。
⇒段差と隙間解消。バインディングの剥がれ解消。
③ネックは順反り大、トラスロッドで調整しきれなかった。
⇒ノーマル弦・チューニングで適切な具合に。
⇒トラスロッドは閉まり気味だが、少し調整の余裕も確保。
以下作業途中の状態を順にご紹介。