80年代中盤、Gibsonは当時の生産拠点だったKalamazooからNashvilleへの工場移転を実施。その際、地元に残りたいなどの理由でKalamazooに残った熟練職人たちがそのままKalamazoo工場を買い取って起こしたブランドHeritage Guitarsのレスポールタイプ、H150CMです。Heritageが世に出た当時は「GibsonよりGibsonらしい」といった評価を受けてかなり話題になりました。実際に、現行Gibsonで言えばCustom Shopと並ぶクオリティでGary MooreやAlex Skolnickなども愛用、その実力は折り紙付き。今回のH150CMは上品にフレイム杢の出たメイプルトップにピックガードもフレイムメイプル製と高級感ある外観。ボディバックの1ピースマホガニーなど妥協のない仕様となっています。
Heritageと言えば「長年Gibsonのギターを作り続けてきた熟練職人が作ったギター」という事で脚光を浴びたためか、ブランド発足当時すでに高齢だった「熟練職人」たちが現役で活躍していた時期のものにより強い興味を示す方が多いかもしれません。本機はそんな時期の1993年製です。全体的に使用感もありますが、もともとの性格を損ねるような損傷はなく、経年数の割にフレットの状態も良好。本機をお探しの方にはもちろんですが、同時期のGibson中古だと満足できない方、ブランドにこだわらずレスポールタイプを検討している方、「レスポールを弾きたいけど、他のギタリストと違うのがいい!」という個性を主張したい方にもお勧めです。
サウンドチェック。
まずはクリーン、指弾き。アンプはFender Vibro King、ケーブルはBold Cable Solidを使用。エフェクトはナシ。
⇓ピック弾きにてクリーン。アンプは同じでケーブルはBold Cable Fatを使用。
⇓クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive.
⇓先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。
弦はDaddario EXL110(010~046)をレギュラーチューニングで張っています。弦高は1弦12フレット1.3mm、6弦は1.8mmほどに調整しております。前述の通り、中古としてはフレットの状態も良好、トラスロッドにも余裕があり、「長く付き合って行ける一本」と言えるかと思います。
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