国産ハイエンドブランド、Sagoのストラトタイプ、サーモウッドメイプルのネックを搭載！
前オーナーさんは2015年に本機を新品で購入、現在に至るまであまり弾かれることはなかったという全体的に使用感の少ない美品と言っても差し支えない状態のSago Classic Style Sです。フレットについては1弦ハイポジションでのチョーキング時にやや詰まりが強く出る箇所があったので精度を上げるためにあえて出品前に擦り合わせを実施、削った量は極少ですので、実質新品状態と大差ないかと思います。せっかく擦り合わせで精度を高めたので、この手のギターとしてはかなり低めの弦高1弦12フレット1.2mm、6弦1.7mmにセット。弦はDaddario 010～046、レギュラーチューニングですが、ローアクションのためか009～のゲージのような弾き心地です。勿論トラスロッドの余裕も十分。
生産数が少ないためか流通数は新品も含め少ないギターです。ハイエンドブランドのモダンなストラトタイプをお探しの方やサーモウッドのネックに興味がある方などにお勧め！
サウンドチェック。まずはクリーン。アンプはFender Vibro King。
次にクランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive.
先のクランチをXotic BB preampでゲインブースト。
クリーン、指弾きでギターのトーンコントロールをチェック。
ボディトップ。
ピックガード上に少しの弾き傷は入っていますが、塗装部はとてもきれいな状態です。珍しいグレー系の塗装はカスタムカラー。
PUはSagoで内製されているLx Singlecoil×３はアルニコマグネットのヴィンテージスタイルPUで、抵抗値はフロントから約6.5k,6.8k,7.3kです。Sagoのギターに合わせて作られているPUとのことで相性も良好。トレモロはGOTOHの510T-SF2。
トラスロッドの調整がネックを付けたままできるようになっています。（青矢印の箇所から付属の専用工具で調整）
コントロールはノーマルのストラトと同じに配線されています。キャパシタはVitaminQオイルコンデンサ、スイッチはCRL、ジャックはCryo処理されたSwitchcraftとハイエンドブランドらしいこだわったセレクト。
ボディバック。前面と同じく、目立つ損傷もなくきれいな状態です。写真では外してありますがバックパネルも付属。
フレット摩耗は元々ほんのわずかでしたが、元も状態よりもハイポジションでの演奏性を向上させるため若干のフレット擦り合わせを行っておりますので弦による凹みなどは一切なく、ほぼ新品のような状態と言っても差し支えないかと思います。指板は模様の出方、表面の性状（艶の出方等）、導管の太さなどからマッカーサーエボニー（縞黒檀）であると考えられます※。ハイエンドのストラトタイプではエボニー指板はポピュラーですが、本モデルではローズウッドがデフォルトなのでこれも本機のポイントになりそうです。指板Rは約9.5inch。フレットはヴィンテージスタイルよりやや大きめのタイプ。
11～13フレットの間（12フレット前後）と14～15フレットの間の指板上にフレットと同方向の傷があります。
本機の最大の特長、サーモウッドメイプルのネック。ビンテージギターのような鳴りと経年による狂いの少なさが特長とのことで非常に興味深い材です。見た目は高級家具のような色調でそれに合わせた滑らかな塗装仕上げが施されており、弾いた際手触りも良好。
おしゃれなデザインのヘッド。写真ではわからない程度の小傷はありますが、綺麗と言って良い状態かと思います。ペグはクルーソンタイプの定番、GOTOH SD91。ナットはタスク。
ヘッド裏。こちらでもサーモウッドの落ち着いた色合いが印象的です。
付属のギグバック、バックパネル、メーカー保証書（2020年3月まで保証が残っています）。
※付属の保証書中のスペック案内では指板は「ローズウッド」と記載されています。経緯は不明ですが、デフォルトのClassic Style Sではローズウッドなので記載もそのままになっているのかもしれません。ローズウッドも希少な材ですが、エボニーも希少な材であり、かえってエボニー指板であることが本機のポイントともいえるかと思います。
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