
90年前後に日本上陸した米産ハイエンドブランドHAMERのST Type Daytona、おそらく1994年製です。HAMERと言えば2ハムタイプのギターが多かったイメージですが、本機のようにトラディショナルなST TypeやTL Typeも短期間ラインナップされていました。ST Typeである本機Daytonaは90年代前半のみ制作されていた機種で日本国内では見ることがなく激レアな一本です。アッシュボディに1ピースメイプルネック、2トーンサンバーストにオーソドックスなアルニコマグネットシングルコイルピックアップという最初期のFender Stratocasterを想起させる仕様ですが、トレモロはWilkinson、シュパーゼルのロック式ペグ、22フレット仕様、緩めの指板R(実測で約14inch)などモダンさも兼ね備えています。
いくつかの傷や打痕、メッキの腐食など使用感・経年劣化はみられるものの、以下の詳細画像からもわかる通り製造から30年以上経過しているギターとしてはかなり状態は良いと思います。また、今回の出品に際してフレットすり合わせ等のメンテナンスもしっかり実施しており、新品以上の弾き心地を確保、即戦力として大変お勧めです。HAMERのギターにご興味がある方は勿論、ハイエンドブランドのオーソドックスなストラトタイプをお探しの方にもお勧めな一本。
サウンドチェック。アンプはFender Vibro King。
クリーン。エフェクトなし。
クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。
先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。





トレモロのスプリングは今回張った弦(Daddario EXL110 10-46 レギュラーチューニング)の張力に合わせて新品に交換させていただきました。元々のスプリング(3本、付属)は10-46の弦に合わせるには張力がやや心もとなかったのですが、9-42を張る場合や10-46でもチューニングを下げる場合は問題なく使えると思います。この画像ではバックパネルは外してありますが、勿論バックパネルも付属します。

右画像:ジャックプレート付近エッジ部のゴマ粒大の打痕傷(矢印の箇所)


当店入荷時、フレットには押弦による凹みが若干生じていましたが、摩耗は軽度。出品に際して軽くフレットすり合わせ等調整を行うことで弾き心地は新品に負けないと思います。すり合わせ後のフレットの高さは低いところの有効高(メイプル指板の場合塗膜の厚みがあるので塗膜表面からフレット頂点までの高さが有効高になります)が1.1mmくらいです。


弦はDaddario EXL110(10-46)をレギュラーチューニングで張り、弦高は1弦12フレット1.3mm、6弦1.8mmに、トレモロは3弦開放を1音アームアップできるセッティングになっています。
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