画像は1978年製造と思われるTokai(東海楽器製造)のST Type、ST60です。現在の持ち主様よりレストア/オーバーホールのご依頼をいただき対応させていただきました。
処置前の主な問題点や持ち主様のご要望は以下の通り。
- フレットの摩耗・浮き上がり。かなり弦高を高くしても音詰まりする
- 音がちゃんと出ない。ボリューム等コントロール部のガリ、接触不良、部品の劣化等
- ブリッジのところで頻繁に弦切れする
- 指板Rの都合でそもそも弦高は低くできない仕様だができれば低くしたい。
以上を中心にメンテナンスを実施した結果、ストラトタイプらしい音と新品に負けない演奏性を確保できたかと思います。
ご興味ある方は以下詳細もご覧いただければ幸いです。
サウンドチェック動画。まずはクリーンから。アンプはFender Vibro Kingでエフェクトなし。
クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。
先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。動画中、大き目のアームダウンをしたところで3弦のチューニングが大きく狂ったので動画撮影後に3弦周りを再調整しました。
同時期製造のGrecoのST Typeのレストア/オーバーホール例もご参考にどうぞ↓
http://heavygaugeguitars.com/?p=13870