Hofnerヴァイオリンベース 現状渡し特価！
Hofner Violin Bass 500/1 Vintage ’62 World History Premium、2015年製です。
前オーナーさんは本機をあまり弾かなかったそうでフレット減りなどの摩耗は極わずか、トラスロッドも余裕があります。ボディトップの塗膜に経年変化によるクラックや皺、バインディングが収縮したことによる継ぎ目の隙間などがあるため特価でのご案内ですが、まだまだ長く付き合って行けるドイツヘフナー製ヴァイオリンベース！
サウンドチェック。アンプはPhill Jones Bass Cub、シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直エフェクトなし。
指弾き。
ピック弾き。
ボディはアコースティック構造（板材を張り合わせた箱構造でセンターブロックなし。ギターでいうフルアコと同じ）でトップはスプルース、サイドとバックはメイプル材です。冒頭文でクラックや皺など塗装の傷みがあることをご案内していますが、それはボディトップ側とバインディングと木部の境界に生じていますが他の部位は綺麗です。トップ材のスプルースがメイプルに比べて経年による収縮が大きいことがその要因と考えられます。クラックや皺といっても致命的な損傷ではなく演奏にも支障はありません。
ボディバック。上品にフレイム杢がはいったメイプル材が使われています。小傷や拭き傷など使用感はありますが、目立つ損傷はありません。ボディトップに見られるようなクラックなどはありません。
ボディサイドのメイプル材にも上品なフレイム杢が入っています。ボディエッジのバイディングの継ぎ目に隙間があります（後の画像を参照のこと）。バインディグ材が収縮したことで生じたものと思われます。隙間と言っても一番広がっているものでも0.4mm程度で使用上支障はないと思います。
画像左、中はボディトップ側にみられる塗膜のクラックや皺。画像右上はバインディングの継ぎ目に見られる隙間（隙間の幅は0.4mm程度）。画像右下はフロントPUのエスカッション。画像では分かりませんが赤矢印の箇所にクラックがあったので補修してあります。
コントロール。両外側のノブはそれぞれPUのボリューム。スイッチは右から強制的にフロントPUをOffにするTreble On、同じくリアをOffなおかつフロントPUの音がハイカットフィルター経由となるBass On、最後のスイッチはRythm側で音量が少し下がるというものです。基本的にはこれらスイッチは画像の状態が本機の素の音と考えると良いかと思います。コントロールのプレートを外すとボディ内部にモデル名とシリアルNo.を記したラベルが見えます（本画像はシリアルNoは写らないように撮影しています）。
ネック材も上品にフレイム杢が出たメイプル。指板は色の濃いローズウッド。トラスロッドは余裕があります。
フレットの減りはほとんどありません。今回の出品に際してフレットは鏡面研磨を加えています。
0フレット仕様も本機の特長。フレット上に弦を乗せた痕らしきものが見られますが、よく見ると弦の方向に筋が入っているので新品の段階で弦の位置をしっかりさせる目的で彫り込まれていたものと思われます。
ヘッド。ペグポストがギター用と変わらないくらいの太さなので一般的なベース弦を張るのは困難、基本的にはヴァイオリンベース専用の弦を張ります。専用弦はHofner以外にも複数社から発売されています。
ピックガードの固定シャフトとブリッジベースが共振することがあるのでグラスファイバーチューブをシャフトにかぶせました（矢印）。
新品時に付属していたハードケース、革製の専用ストラップ、書類や樹脂製のストラップピン、ネック調整用レンチやタグ等の書類が付属します。
弦はHofnerのヴァイオリンベース用のフラットワウンド弦をレギュラーチューニングで張ってあります。弦高は1弦12フレット2.4mm、4弦は2.8mmに調整してありますが、1弦側はブリッジを下限まで下げておりこれ以上弦高を下げる場合はブリッジを削るなどの調整が必要となります。
ドイツ製の本格的なヴァイオリンベースが欲しいけど新品だとちょっと手が出ないという方にはチャンス！ライブやスタジオでガンガン演奏したい方にもお勧めです。
2015年製とそれほど古いわけではないのですが、ボディトップに塗装クラックや皺が生じていることから特価とさせていただきます。現状渡しで保証はございませんので予めご了承ください。
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