
90年代の品と思われる下倉楽器オーダーの「CASINO Vintage」です。当時定価¥170,000、数種類あったCASINOの中では高級機に位置するもので、ラッカートップコートや16フレットのネックジョイント、2点止めのトラスロッドカバーなど通な仕様で中古市場でも人気のあるモデルです。
乾いた生鳴りが心地よく、アンプからのサウンドもそれを反映しているように思います。
動画です。まずはクリーン。
クランチ
ルーパーで遊んでみました。
品質の高さを超低価格で実現しているアンプブランドBugeraのチューブコンボアンプです。クリーン・クランチ・リードの3ch仕様、各チャンネルごとにボリュームと3BandEQを装備し、かつ共通のマスターボリュームとリバーブも搭載。最大出力はスタジオやライブでの音量をこなす120Wですが、小さな音量も得意で自宅での練習にも十分使用できます。また、パワー管の状態を常時監視し、常に最適なバイアスに調整、問題がある管をLEDの点灯で知らせてくれるという革新的なシステムも導入。交換する真空管も色々な型を取り付け可能で自分の好みの管に変えたり、あるいは複数の種類の管を組み合わせたり自由自在とのことでまさに「至れり尽くせり」です。
音ですが、クリーンはどちらかと言えばブリティッシュアンプを連想させる憂いを帯びたサウンドです。もちろん3Band EQで音色の可変幅は十分あり、トレブリーな音作りも可能。クランチ、リードはどちらもかなりのゲイン幅がありクランチチャンネルでもハードロック、へヴィメタルまでこなせます。歪んだサウンドではクランチチャンネルでリズム、バッキングをリードチャンネルでソロをとるという使い方が想定されていると思われます。歪の質はフラットなセッティングでは粒の細かい上品な感じですが、やはり3Band EQで質感をかなりコントロールできると思います。
クリーンチャンネル
クランチチャンネル
リードチャンネル
当店では二本目の扱いとなるフェンダージャパンの上位機種ST62-TXのフェスタレッドバージョン。前回扱ったものよりも少し製造から時間が経っていますが、比較的綺麗な外観です。ゲイリームーアの使用で有名なこの色(ゲイリーは経年による褪色で褪せた感じになっていました。本には「サーモンピンク」と呼んでいました。)、流通数の多いST62-TXの中では比較的数が少ないように思います。
ストラトとしては最も太い音が出ると言われているアルダーボディ、メイプルネックにスラブローズ指板の組み合わせ。そして名ピックアップFender Custom Shop Texas Special搭載。いかにもストラトらしい鈴鳴り感のあるクリーン・クランチからTexas Specialの高出力を生かしたハイゲインなサウンドまで一本でこなせる実力を有します。
動画です。
まずはクリーンサウンド。⇓
クランチ。⇓
最後にループをバックにソロ。ソロ前半はクランチ+ゲインブーストをボリュームで音色調整、後半はクリーン。
1993年製のAmerican Vintage 62 Stratocaster、21年前の品とは思えない非常にきれいな状態です。ほとんど使われていなかったようで、使用感と言えばピックガードにわずかに弾き傷があるのと、ネックジョイント部の小さな塗装欠けと、ボディバックのコンターに直径2mmほどの打痕がある位。勿論ネックはほぼまっすぐでトラスロッドの余裕もしっかり残っています。フレットの減りもほとんどありません。
そのサウンドはやはり日本製のコピーモデルでは味わえないFender USAならではのストラトサウンドです。
動画です。
クリーン⇓
クランチ⇓
深紫?⇓
続きを読む Fender USA American Vintage 62 Stratocaster CAR 1993年製 美品 (Sold Out)
80年代のみ生産されていたJCM800 1959 Headです。同モデルは当店に4台入荷しましたが、ついに最後の一台となりました。
JCM800と言えばマスターボリューム付きの2203が有名ですが、プレキシマーシャルの名機「1959」と同じくマスターボリュームなしでよりピュアなサウンドを身上とする本機「JCM800 1959」はJCM800が登場した初期の80年代にしか生産されず、2203の影に隠れた機種でした。
本機は回路こそプレキシよりも現代的になったものではありますが、そのサウンドはやはりピュアで、プレキシ時代のマーシャルの面影を色濃く残すクリーン、クランチは非常に魅力的です。アンプ自体の歪を得るためには大音量が必然のアンプですが、クリーンセッティングでエフェクターなどで歪を加える定番の使用方法でも「ピュアなチューブサウンド」を生かした音作りが可能。もちろん、アッテネータによってアンプの歪を最大限に引き出す方法も良いでしょう。
動画です。チャンネルリンクでつなぎ、ボリュームはフルに近い設定。アッテネータ使用。まずはPRS Custom22。
次にFender Custom Shop 60 Stratocaster。
同モデルでパワー管を新品に交換したJCM800 1959 出力管全交換済みhead
続きを読む Marshall JCM800 1959 Headラスト1台!Beldenスピカーケーブル付き!(Sold Out)