品質の高さを超低価格で実現しているアンプブランドBugeraのチューブコンボアンプです。クリーン・クランチ・リードの3ch仕様、各チャンネルごとにボリュームと3BandEQを装備し、かつ共通のマスターボリュームとリバーブも搭載。最大出力はスタジオやライブでの音量をこなす120Wですが、小さな音量も得意で自宅での練習にも十分使用できます。また、パワー管の状態を常時監視し、常に最適なバイアスに調整、問題がある管をLEDの点灯で知らせてくれるという革新的なシステムも導入。交換する真空管も色々な型を取り付け可能で自分の好みの管に変えたり、あるいは複数の種類の管を組み合わせたり自由自在とのことでまさに「至れり尽くせり」です。
音ですが、クリーンはどちらかと言えばブリティッシュアンプを連想させる憂いを帯びたサウンドです。もちろん3Band EQで音色の可変幅は十分あり、トレブリーな音作りも可能。クランチ、リードはどちらもかなりのゲイン幅がありクランチチャンネルでもハードロック、へヴィメタルまでこなせます。歪んだサウンドではクランチチャンネルでリズム、バッキングをリードチャンネルでソロをとるという使い方が想定されていると思われます。歪の質はフラットなセッティングでは粒の細かい上品な感じですが、やはり3Band EQで質感をかなりコントロールできると思います。
クリーンチャンネル
クランチチャンネル
リードチャンネル
多機能ではありますが、各チャンネルごとに3Band EQが搭載されており、しっかり音を作りこみやすそうです。
各チャンネルへの切り替えはアンプ本体のフロントパネルのスイッチの他、専用フットスイッチでもテキパキと切り替えできます。ループのエフェクターのOn/Offもフットスイッチで可能ですが、このスイッチはBOOSTスイッチにもなっていて音量を上げる目的でも使用できます。その際、あらかじめ設定する音量はFxループのSend、Returnのレベルで調整。
ここまで多機能で、120Wの真空管アンプがこの値段だとかえって不安に思われるかもしれませんが、心配ご無用で、実際に本機の実力は相当なものです。
小音量の家庭練習から大音量でのスタジオやライブ使用、クリーンからへヴィディストーションまでの多彩な音色、そして革新的で将来の可能性も高い革新的真空管回路を持つ本機、新品でも6万円弱から7万円弱くらいという破格な価格設定で、かえって不安に思われる方もいらっしゃることと思いますが、心配ご無用、実際に本機の実力は相当です。今回の中古品は取扱説明書が欠品していますが購入からまだ間もなく、状態は非常に良いです。新品をご検討の方にも是非お勧めしたい一台です。手ごろな価格の真空管アンプをお探しの方、いかがでしょうか?
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