入手が不可能に近いDumbleをはじめ、多くのギタリストの名演を支えたMarshallやFenderの名アンプを再現、あるいは元にしたと思われるアンプ制作キットを多数ラインナップしているマレーシア発のブランドCeriatoneのOvertone Special HRM Bluesmaster 50Wです。その名の通りDumble Overdrive Specialのクローン系とですが、Ceriatoneには他にもOverdrive Specialを元にしたと思われる製品が多数存在、本機を含むHRMシリーズだけでも6種類あり、純粋なダンブルクローンというわけではなくCeriatoneならではのアレンジも加えられていると思われます。Ceriatoneの製品は評価も高く、日本国内でもショップが制作したものが完成品として流通していますが、本機を含むHRMシリーズは国内では完成品の販売例はほぼないと思われます。
本機は前オーナーさんが、国内有名アンプビルダーに依頼して制作したもの。基本的にはCeriatoneのキットを元に組み立てられていますが、電源ケーブルはプロ向け電線材メーカーのHISAGOのケーブルを使用されておりこだわりが感じられます。
Fuchs Audio Technologyの2211というキャビネットとのセットとなっておりますが、ご希望に応じてばら売りも可能です。
CeriatoneOvertoneSpecial HRM Bluesmaster単体:¥129,000+税
Fuchs Audio Technology 2211 Speaker Cabinet:¥36,000+税
サウンドチェック。まずはクリーンチャンネル。ギターは当店オリジナルのLPタイプ、シールドはBold Cable Fatを使用。
ドライブチャンネル。OD Trimは50%くらい。
ODTrimをフルにセットしたオーバードライブチャンネル。
アンプヘッド側のサイズは幅533×高さ265×奥行280mmとなっています。セットのCelestion Vintage30 12inchを一発搭載したFuchs Audio Technology 2211スピーカーキャビネットのサイズが本アンプヘッドを乗せるのにちょうどよいサイズになっています。実はちょうどよいサイズの12インチ一発搭載キャビネットが意外と少なく、前オーナーさんがOvertone Specialに合うものを探しつづけてFuchs2211に行きついたという経緯があるとのこと。10インチまたは12インチのスピーカー2発または4発のキャビネットを所持している方はヘッドだけの購入でもお使いいただけるかと思いますが、本機に合わせた小さめのキャビネットもお考えの方は、セットでのご購入がおすすめです。(スピーカーケーブルは付属いたしませんのでご了承ください。)
2211の外観は以下画像の通りです。
正規品ではなく、制作した方及び、制作の状況など詳細が不明なため、保証はお付けできませんが、現状で問題なくご使用いただけます。前述の通りフットスイッチのLEDの点灯が通常と逆の部分があるのでご留意ください。外観も多少の傷等使用感がありますが、中古アンプとしては良好な状態です。新品で手に入れようとすればキットで20万円弱、完成品だと30万円前後の費用がかかるのではないかと考えられので、かなりのお買い得と言えそうです。
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