Seventy Seven Guitars TANTAN17/ITB (Sold Out)

Seventy Sevenブランドの50’s175をモチーフにしたショップオーダーモデル!

興味深い仕様の箱物ギターを多数ラインアップしているSeventy Seven Guitarsブランドの175風のフルアコです。同ブランドには175をモチーフにしたと思われるレギュラー製品もありますが、本機はショップオーダーモデルで、P-90風PU1発の50年代の175を思わせる仕様がポイントです。ヴィンテージ市場でも人気のある50年代175ですが、新品での復刻はダブルピックアップ仕様のスタンダードな175に比べわずかで、手にできる機会が少ないのでは・・・。今回出品の本機はおそらく2014年製、メッキ部の一部劣化、ピックガードやピックアップカバー上の弾き傷、塗装部にも若干の小傷がございますが、以下の写真等でもわかる通り全体的には使用感・摩耗は少なく美品といっても良さそうな状態。もちろんネックの状態も良好、コストパフォーマンス的にもかなりお買い得な一本!

サウンドチェック。アンプはFender Vibro King。

ピック弾き。

弦はラウンドワウンドを張っています。PUは日本製のP90タイプですが、シングルらしい音は勿論、トーンを絞った際の早いフレーズがスムーズに出てくれます。1PUでも幅広い表現力があると言えます。

指弾き。

カラーはIce Tea Burst。ゴールドパーツとのコンビネーションで(フルアコのスタンダードともいえる)175風のギターとしては比較的ゴージャスです。塗装部にはいくつかの小傷があるものの目立つ損傷はなく全体的にきれいな状態です。
ジグザグテールピースのメッキにくすみが見られます。ブリッジはローズウッド製。ボディトップの変形やブリッジベースの変形もなく、しっかりとボディにブリッジが乗ります。
ピックアップは日本製のP-90タイプ(Seventy Sevenオリジナル)。写真には写っておりませんが、POTはCTSとなっています。1PU仕様のボディとP-90スタイルのPUの組み合わせは音の輪郭がしっかりした音を出したいプレイヤーに向いていると言えそうです。
ボディバック。写真ではわからない小傷がある程度できれいな状態です。
ボディサイド。目立つ傷はなくきれいです。カラーのグラデーションも美しいです。
マホガニー1ピースのネック。
指板はインディアンローズウッド。フレットの減りはわずかでまだまだこのまま弾きこんでいけます。トラスロッドも余裕があります。ナットは牛骨。出品前に磨きなおしているので美しい艶があります。
ヘッド。ボディに比べると小傷・線傷が散見されますが、致命的なもの・極端に目立つものはありません。中古品としては綺麗と言って良いと思います。ペグはGOTOHのクルーソンタイプのゴールドメッキ。
ヘッド裏。中央に飛鳥工場製造(Seventy Sevenの他、Momose、Headwayブランド等で知られる㈱Devicerの長野県の工場・工房)を証する印が入れられています。
ボディ内部に貼られたラベル。
付属のケース。前オーナーさんが本機を入手した時はケースは付属せず、別途入手したギグケースにスペーサー(ボディ周りに挟み込んでギターが動かないようにしていた)を加えて使用していたとのこと。

今回弦はDaddario EJ21(12-52、3弦ワウンドのニッケルラウンドワウンド弦)をレギュラーチューニングで張っています。弦高は1弦12フレットで1.5mm、6弦は2.0mmにセット。

基本的な仕様は一般的なES-175と同じくラミネイトメイプルのボディ、マホガニーネック、ローズ指板ですので、フルアコ、ジャズギターの入門者の方からベテランプレイヤーまで幅広く親しめるフルアコと言って良いでしょう。このスタイルのギターとしては価格もかなりリーズナブル!

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