Vanzandt STV-R3 超軽量3.04kg!希少PU “Fullertone”搭載! (Sold Out)

ローズ指板∔アッシュボディの組み合わせのSTV-R3!軽量の上、希少PU搭載の掘出し物!

「Neo Vintage」というキャッチコピーで質の高いフェンダースタイルのギターを生み出しているVanzandtブランドのストラトタイプ、STV-R3です。アルダーボディのVanzandt ストラトタイプは比較的流通数が多いですが、アッシュボディにローズ指板という組み合わせのSTV-R3は流通数が少なく、中古品を目にする機会は少ないかもしれません。しかも今回出品のこちらは1950年代のワイアーをコイルに使用したというピックアップ「FULLERTONE」(VINTAGE STYLE FULLERTONE)を搭載。このPUは数量限定でVanzndtで制作されたもので、現在中古品でも一発3万円前後の値が付いている大変希少なピックアップ。さらに驚きなのは総重量3.04kgという軽さ。軽い個体を探しているギタリストには魅力的な一本であると思います。

2010年製で、おそらくは無改造。以下の詳細の通り、いくらかの使用感はありますが、致命的な損傷はなく、即戦力としても期待していただける一本と言えると思います。

サウンドチェック。まずはクリーンから。アンプはFender Vibro King。

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive.

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

ボディトップ。「超極薄塗装」で知られるVanzandtブランド。本機もやはり極薄のラッカー塗装がされています。もともと使用によって傷などが入りやすい塗装ですがその割に状態は綺麗に保たれているといえるでしょう。ピックガードは既製パーツではなく5plyのべっ甲柄の板材を切り出して製作したもののようです。
内部サーキット。写真ではわかりませんが、PUにはFULLERTONEを示す「FT」の刻印があります。キャパシタは0.1MF。キャビティ内は導電塗料でシールドされています。
ボディバック。トップ側と同様、元々傷つきやすい塗装の割に損傷は少なく、よく見ないと分からない小傷がある程度。もちろんバックパネルも付属します。
ボディは軽量な2ピースアッシュ。塗装表面にアッシュの木目が浮き出ています。
ボディサイド、エッジ部に黒いポツ傷が数か所見られます。
ボディサイドに塗装の損傷を修復した後が数か所見られます。写真の通りよく見ないと分かりません。
メイプルネック。使用感を感じるような損傷はなく良好な状態と言って良いと思います。握りはCシェイプ。
指板はおそらくマダガスカルローズウッドと思われます。弾きこみによるためか表面に艶が出ていたり、傷も散見されますが、目立つ損傷はなく中古品としては良好な状態かと思います。最終22フレット、Rも緩めの現代的な仕様はハードな演奏力を要求されるヴィンテージ仕様が苦手なギタリストにもピッタリ。ローポジションのプレーン弦に若干弦による溝が出来ていますが、すぐに擦り合わせをしなければならないような摩耗ではなく、まだしばらくはそのままで弾きこめるでしょう。牛骨製のナットは2弦の溝の磨耗のためか、2弦開放がやや曇った音になります(音詰まりというほどではありません)。そのままでも演奏は可能ですが、気になる場合はナットを交換しても良いかと思います。勿論当店でも請け負っておりますので遠慮なくご相談ください。
ヘッド。ペグのメッキに少し曇りがでていますが動作は問題ありません。塗装部もエッジなどによく見ないと分からない小傷がありますが、目立ちません。極薄塗装ギターの中古品としては使用感は少ないと言って良いと思います。
付属のケース。

弦はDaddario EXL110(10-46)をレギュラーチューニングで貼ってあります。トレモロは3弦開放が1音ほどアップできるフローティングに、弦高は1弦12フレットが1.3mm、6弦は1.8mmに調整してあります。ネックは標準的な状態(ほぼストレート、若干順反り側にセット)でトラスロッドの余裕もあります。

「極薄塗装」という点が「繊細なギター」との印象につながりやすいかもしれませんが、制作者の意図するところは「弾きこみによってプレイヤーの色に染めやすい、個性の出やすいギター」というところにあるのではないかと思います。「自分だけの一本」をお探しのギタリストの方にオススメ!

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