Gretsch 6118 Double Anniversary 1963年製 訳あり特価!(Sold Out)

訳あり特価!1963年製Gretsch 6118 Double Anniversary!

委託販売でお預かりした1963年製のGretsch 6118 Double Anniversaryです。現状でもなんとか演奏は可能なものの(動画参照)、写真でわかる通りBigsbyに換装されてるのと、ピックガードの欠品、外観の劣化など多数あるため(詳細後述)、できればしっかりとレストア/オーバーホールを加えたい個体。そのためかなりの特価での放出です。60年代前半の6118は状態が良ければヴィンテージ市場では30万円前後の値が付くことも珍しくないギターですので、「修理をしてから使う」「好きにカスタマイズして使う」という事に抵抗のない方にとってはお買い得かと思います。

サウンドチェック。アンプはFender Vibro King。

今度はドロップDチューニングで。

 

ボディトップ。50年以上前のギターらしく全体的に焼けが見られ渋い外観です。ピックガードは欠品。トレモロはBigsby B7に換装されています。本機はフルアコですが、Bigsbyを止めているビスの裏側(ボディの内側)にはブレーシングがあるのでbigsbyはしっかり固定されています。コントロールノブ、スイッチを操作する際に少しガリがあります。
ブリッジの金属部は細微などは少なく動作も良好ですが、木製のブリッジベースの底面とボディトップの間に少し隙間があるので、成形しなおした方が良いかも。
ボディバック。中央付近にベルトバックルによるものと思われる塗装の剥がれがあり木部が露出。弾きこまれていたことが伺えます。塗装自体がオリジナルのものかどうかは不明ですが、リフィニッシュだとしても他の損傷・劣化具合からかなり昔に行われたものだと思います。
ボディサイド。樹脂製のバインディングが激しく劣化、無数の亀裂が全体に入っている他、黒変して剥がれ落ちている箇所もあります。
ボディサイド。とっくにバインディングの劣化・損傷が激しいです。
ネックジョイント部のショルダー側・ボディバック側のバインディングが一番激しく劣化しており、剥がれ落ちて木部が露出。また、ネックジョイントの接着部分にも少し隙間が出てきています。ネックに強く力を加えても隙間に変化はなく、おそらく隙間が出来ているのは接着剤の劣化によるもので、外側付近のみ剥がれてきた状態と思われます。
ボディ内部に貼られたオレンジラベル。シリアルから1963年製と特定。
ネック。こちらもバインディングがかなり劣化しており、横から見るとネック材との間に隙間が生じているのがわかります。指板のがたつき、浮きはみられません。
指板。フレットはかなり摩耗しており、高さは0.7~0.8mm。必要に応じて擦り合わせされてきているようですが、プレーン弦のローポジション側には凹みもあり、フレット交換の時期に差し掛かっているといえます。現在Daddario EXL110(10~46)をレギュラーチューニングで張ってありますが、ネックの状態は1弦側は順反り、6弦側はほぼストレートとなっており、フレット交換の際に指板の修正もした方が良いでしょう。弦高は1弦側は限界までブリッジを下げて12フレット1.9mm。
ヘッド。年代なりの劣化が見られ渋い外観です。ヘッドトップに本機を象徴するメタルプレートが貼られています。ペグはオリジナルと思われますが、ポストが低く、弦を貼る際は巻き数を少し少なくする必要があります。
オリジナルかどうか不明ですが、同年代のものと思われるハードケースが付属。ボディバック側のアーチトップにも合わせた形なので少なくとも専用のケースではあると思います。貼ってあるシールは母国の前オーナーが貼った物でしょうか?

前述の通りそのままで使うのは厳しい状態ですが、「ヴィンテージギターに思いっきり手を加えたい」という方や「ミントコンディションは高すぎて手が出ないから修理して使えるものを探している」という方にはとても面白い素材になると思います。

現状渡し、保証なしとなります。

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