Gibson Memphis Factoryにて2014年に製造されたES-355 with Bigsbyです。古くはBluesの大御所、故BB King、近年ではELLEGARDEN、Nothing’s Carved In Stoneのギタリスト、生形真一氏やOASISのNoel Gallagherの使用で知られる人気のセミアコです。セミアコの代表機種ES-335シリーズの最上位機種にあたり、ゴールドパーツ、多層バインディング、ヘッドのダイアモンドインレイなどゴージャスな外観ですが、見た目だけでなくサウンドも気持ち良い一本。セミアコは守備範囲が広いことが知られていますが、ジャズ/フュージョンよりに愛用者が多いES-335に対し、本機はよりロック、ブルーズよりのプレイヤーに名プレイヤーが多く、セミアコの中でもエッジのあるギターでは・・・
ボディトップ。よくみると写真に写らない程度の細かな線傷、擦過痕がありますが、写真の通り塗装部は比較的綺麗。もともと劣化しやすいゴールドメッキはくすみが出ていますが致命傷となるような剥がれなどはなく中古品としては良好な状態。Bigsbyが若干右に偏って固定されているので(GibsonではこれでOKとして出荷したんですね)近年製造のES-355の中古品としてはお買い得な価格にさせていただきましたが、勿論動作は問題ありません。実績のある57Classicを搭載!ここ数年Gibson MemphisオリジナルのPUを搭載した機種が増えていますが、やはり57Classicが載っていると安心感があります。ボディバック。中央の上側の蛍光灯の映り込み付近に少しだけベルトバックルの痕がありますが、塗装割れなどは起こしておらずこの手の傷としては軽症。あとは全体的に小傷程度できれいです。ストラップピンはシャーラーのロックピンとも互換性のあるタイプに交換されています。ベルトバックル痕らしき傷が見られるか所の拡大。指板は希少となったエボニーの代替材としてすっかり定着したリッチライト。本機以外にもLes Paul Customでもおなじみになりました。Martinでも積極的に使用している材です。フレットは写真の通り、ローポジションにわずかに弦の痕がある程度で減りはわずか。擦り合わせはしばらく必要ないと思います。ネック裏側もきれいです。今回10~46の弦をレギュラーで張って調整しました。弦高は1弦12フレット1.2mmくらいにしました。トラスロッドも余裕があります。ヘッド。ペグのメッキにくすみが見られますが動作はOKです。伝統的にラッカー塗装を行っているギブソンのギターではよくあることですがバインディングと突板の境目あたりの塗装が収縮してクラックが入り始めています。ヘッド裏面。ペグはグローバー。ケースはGibsonのブランウンのハードケースが付属。トラスロッドレンチや認定証等の書類は残っておりません。