ネックジョイントのニカワ接着やチューブレストラスロッド、よりオリジナルの雰囲気に近くなったバインディングやペグボタン、木材の持ち味を際立たせるというアニリン染料をマホガニー部分のチェリーの着色に使用する手法の導入などのアップグレードがかなり話題となった2013年バージョンのHistoric Collection 1960 Les Paul VOSです。さすがに59年タイプに次ぐヒスコレの上位モデルに位置付けられていただけありトップのフレイムメイプルは杢の美しさ、バランスが抜群で目を引きます。59年タイプに比べ幾分スリムなネックが60年タイプの特長ですが、現代モデルのようないかにも細い印象のあるスリムネックとはことなり握った感触がしっかりしており「細い」「薄い」という印象はなく、ヴィンテージファンにもしっかり答える仕様となっています。
ヒスコレ59年タイプや60年タイプとなるとCustom Shop Les Paul最高峰モデルとして、使用木材も優先的に選抜されていたなどかなりプレミアムなギター。ある意味でコレクターズアイテムのような側面も強かったかもしれません。しかしその完成度はやはりプレイヤーに使ってもらってこそ生きるものでもあると思います。