1953年製、Gibson ES-125です。Gibsonの箱物といえば日本ではES-175などが有名ですが、実は生産数が何倍も多かったES-125シリーズは本国USAでは多くのギタリストに親しまれた普及機種。カッタウェイ仕様、シンボディ仕様、ダブルピックアップ仕様など派生モデルも多く生産されました。普及帯モデルだけあり、箱物の王道的な「ジャズ」に限定されず、ブルースやカントリーなど多岐に渡るギタリストが手にした名機です。
今回出品の本機はオーソドックスなフルデプス、P-90一発の仕様。60年以上の時を経た割には致命的損傷がなく、塗膜の艶も美しく保たれていますが、やはり塗装のクラックが縦横に走る貫禄のある外観はヴィンテージギターのそれ。最近までプロギタリストが使用していた一本です。
動画です。まずは指で弾てみました。アンプはfender Vibro King。
次にピック弾き。最初のバッキング(Donna Lee)はToneを半分くらいに絞っています。
非常に希少な50年代のGibson アーチトップギター。市場価格も年々上がってきており中々手を出すのが難しいものが多い中、ES-125は比較的入手しやすいヴィンテージギターです。今回出品のこちらはプロギタリストが使用していたもので、実用性の面でPOT交換やフレットの擦り合わせなどメンテはされてきておりヴィンテージならではの味わいを有しつつ実際の演奏にも活躍してくれる一本かと思います。
弦はDaddarioEXL115W(011~049,3弦ワウンド)をレギュラーチューニングで張って調整してあります。トラスロッドはまだ余裕があり、お好みで012~の弦などを張ってジャズなどで使用するのもアリかと思います。3弦ワウンド弦を張ることを前提にした木製ブリッジとなっていますが、ABR-1タイプのブリッジに交換、3弦プレーン弦のセットを張ってブルージーな演奏をするのも楽しそうです。
貴重な50年代Gibson アーチトップギターES-125、オススメです!
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