1978~1983年のわずか5年間しか製造されなかったにもかかわらず、初期の桑田佳祐さんやStuffのCornell Dupreeが愛用したことで知られるYAMAHA SJ-800 Super Jamです。基本的にはFender の流れに属するデタッチャブルネック構造ですが、ボディはメイプルトップ、アルダーバックという独特なもの。PU構成もフロントハム、リアシングルを3wayのトグルスイッチで切り替え、さらにフロントのコイルタップをプッシュスイッチで切り替え可能となっています。それぞれのPUに対応したトーンとマスターボリュームを合わせた操作系はシンプルで扱い易い位置にセットされておりとても扱いやすいと思います。サウンドはテレキャスターを思わせる形状、メイプルトップボディ想像される通りエッジの効いた煌びやかなサウンド。フロントのハム・シングル切り替えによるサウンド変化も面白く表現力も期待できる一本です。
動画です。まずはクリーンから。アンプはFender Vibro King。
ドライブサウンド。アンプはクリーンと同じ。メインの歪にWEEHBO Effekte JTM Drive、途中Xotic BBpreampでゲインブースト。
古い楽器にもかかわらず、大きな塗装欠けやメッキ剥がれ、機械部品の不調などはみられず、30年以上を経たギターとは思えない外観と使用感です。また、出品前にフレットの擦り合わせ、ナットも交換をさせていただいてますので、そのまま弾きこんでいただけると思います。
現在、弦はDaddario EXL110(010~046)をレギュラーチューニングで張って調整してあります。トラスロッド余裕あり。今回弦高は低めにセット(1弦12フレット1.2mm前後)してみました。さすがに30年以上のエイジングが加わっておりクリーンクランチでは煌びやかな心地よいサウンドを聴かせてくれます。ハードに歪ませた音も適度なエッジがあり、バリバリ弾きこみたくなるギターです。
中古市場でもまだ時々みられるYAMAHA Super Jamシリーズですが、下位機種のSJ-500にくらべるとSJ-800を目にする機会は圧倒的に少なく、状態の良い物となるとかなり限られた存在ではないかと思います。このギターを探しているジャパンヴィンテージ愛好家の方やCornell Dupreeファンの方はもちろんですが、クリーン・クランチでテレキャスターのようにバリバリ弾きたい方や、そういったサウンドと合わせてフロントハムの甘いトーンで時にJazzyな雰囲気を出したい方にはもってこいの一本になるかと思います。
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