Stevie Ray Vaughan Stratocasterです。発売最初期と思われる92年製(ボディは92年、ネックは89年製のようです。)です。2ピースアルダーと思われるボディに一番のポイントは指板がローズウッドというところ。後年のものはパーフェローという木材が使用されており、色の薄い指板が多いかと思いますが、本機は綺麗な木目が入ったローズとなっております。スラブボードでもあるので、比較的太い音が出しやすいかもしれません。
動画です。まずはクリーン。アンプはFender Vibro King.
同じくクリーンでトーンコントロールを使ってみました。通常のストラトより緩やかにトーンが変化します。
次にクランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive、途中のリードではBB Preampでブーストしてみました。
同じくクランチでトーンコントロールを使用。
Stevie Ray Vaughan Stratocasterは中古市場でも比較的よく見かける機種ですが、本機のような最初期のものは非常に珍しいかと思います。製造から25年近くを経ているため使用感はありますが、代わりに古い楽器が持つ貫禄も備えているかと思います。フレットの減りはさほど多くはなく、目立つ凹みもありません(リフレットされている可能性があります)。今回は010~046の弦をレギュラーチューニングで張り、弦高は標準的な高さに、トレモロはSRVと同じくアームダウンのみのセッティングにさせていただきました。勿論トラスロッドは余裕があります。
以前は太い弦が張られており、そのためかナットの溝が010~のセットに対してはやや広めかと思います。特に1弦については開放で少しビリツキがあり、他の弦よりも抜け、サステイン共に落ちていますので(動画をご確認ください)必要に応じてナットの交換をご検討しても良いかと思います。
Fender USAのSRVストラトとしてはレアな仕様の本機、大変お勧めです!
お問い合わせ、ご注文は以下をクリック!