昨年復刻された64年タイプのES-345です。「弾きこんだような風合い」を再現したVOS仕上げ、木目が透けて見えるFaded Cherryのカラーリングとゴールドパーツの組み合わせでES-335よりも高級感がある外観。6段階のバリトーンスイッチによって多彩なサウンドが楽しめます。
オリジナルではナイロンのサドルが搭載されていますが、本機はKTSのチタンサドルに交換されており、オリジナルよりもすっきりした倍音と、長めのサステインとなっています。オリジナルのサドルも付属しているのでお好みに合わせて変えてみるのも良いと思います。
動画です。まずはドライブサウンド。アンプはFender、メインの歪はWEEHBO Effekte JTM Drive、後半BB Preampでゲインブースト。
クリーン。
ES-345のポイントの一つは派手過ぎずに高貴な雰囲気のある外観。セミアコのスタンダードと言えばES-335ですが、人とは違うギターを使いたい方などにはもってこいかと思います。またサウンド面のポイントとしてバリトーンスイッチの搭載があります。これは6段階でローをカットするトーンですが、かなり大胆にカットが可能で、ギブソンらしい太いリードサウンドからまるでシングルコイルのようなシャキシャキのカッティングまで多彩な表現力があります。バリトーンスイッチではローをカットするにしたがって音量もかなり変化するため、クランチ程度に歪んだセッティングではローカットによってキラキラしたクリーンサウンドが得られることになります。この特性を利用して、バッキングとリードで大胆にサウンドを変化させることができます。あるいはバリトーンを好みのポイントで固定して、曲中ではボリュームとトーンのみでサウンドをコントロールするというのも良いでしょう。もともと「万能ギター」と言われるセミアコースティックのなかでもよりサウンドバリエーションが豊かな機種をお求めの方にピッタリかと思います。
また、最近のGibson MemphisではHistoric SeriesなどでHistoric Collectionシリーズで先行採用したよりヴィンテージに近い凝った仕様も惜しげなく導入しています。本機にもニカワにネック接着、ディープジョイントやチューブレストラスロッドなどが採用されています。スタンダードモデルよりも一ランク上の機種を狙っている方にもオススメ。
製造されてから間もない品でそれ程弾かれていないため、状態は非常によく新品をご検討中の方にもお勧めです。
専用ハードケース、認定証付属です。
ご興味ある方、是非お問い合わせ下さい。