80年代終わりごろから90年代初頭の製造と思われるMoonブランドのストラトタイプです。オーソドックスな3シングルですが、クロコダイルのロック式ペグや、木目の美しい2ピースアッシュボディ、12R・22フレットの指板、1Vol・1Toneで演奏中にボリュームが当たらない位置にセットされたボリューム、ブラスナットなど当時のハイエンド機らしい仕様です。

動画です。まずはクリーンサウンド。Monster Toneはハイパワーで歪むイメージがありますが、クリーンも◎です。

次にクランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Driveを使用。

先のクランチをBB Preampでゲインブースト。

 

メッキ落ちや写真で紹介した打痕などの使用感はありますが、そその他は小傷程度で、塗膜表面の艶はしっかりしています。アッシュボディの木目を引き立てるシースルーレッドのフィニッシュのためか、見た目の美しさが際立っており、メッキ落ちなどの使用感はそれほど強く感じないかもしれません。ロック式のペグでチューニングも安定。現在トレモロはフローティングにセットしております。

ピックアップはハイパワーシングルの名機Monster Tone、コントロールは1Vol、1Tone、5wayスイッチ。現在010~046の弦を張っております。当店でフレット擦り合わせも行いましたので、フレットに弦溝などもなく、弾きやすいかと思います。フレットの高さは十分のこっており、トラスロッドも余裕があるので今後も長く付き合ってゆけます。

80年代～90年代前半のコンポーネントストラトタイプ、ハイエンドストラトタイプのお好きな方はもちろん、国産の使いやすいストラトタイプをお探しの方にもお勧めいたします。

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