Fenderのメキシコエンセナダ工場製の傑作、Road Wornシリーズの50年代風テレキャスターです。全体にエイジド加工が施された本シリーズはどれも生鳴りが良好で、クリーン・クランチサウンドは折り紙付き。ボディはアルダーでアッシュよりもミッドが強く、ピッキングのレスポンスを素直に反映してくれます。ピックアップにはハイパワーでミッドが効いたTex-Mexが搭載されておりますが、その生鳴りとの相性は非常によく、サウンドのバランスの良さも兼ね備えています。ボリュームへの反応性も良好です。
動画です。音はクランチ。
クリーンサウンド⇓
Road Wornシリーズの鳴りの良さはおそらくエイジド加工に起因すると思います。ボディは元々薄いラッカー塗装がされており、さらにボディエッジなどの色剥がれや全体的にクラックを入れるなどの処理がされています。ネックも特に裏側は大胆に塗装がはがされています。このために、木材の鳴りが塗装で阻害されにくくより自然に鳴るのでしょう。ネック裏の木地に直接触れる手触りは弾きやすさも引き出しています。
搭載されているTex-MexピックアップはTexas Specialに通じるミッドが強調されたハイパワーなサウンド。ピッキングのニュアンス、ボリューム操作による音色コントロールもしやすく守備範囲の広いピックアップです。
エイジド加工の貫録となりの良さが比較的リーズナブルな価格で手にできるこちらのRoad Worn 50’ｓTelecaster、フェンダーらしいカラッとしたサウンドと弾き手の表現力を如何なく発揮してくれると思います。
ご興味ある方は是非お問い合わせください！