Fender Japan MG73-CO OCR Special Mod. (Sold Out)

Fender Japan最終期の状態良好ムスタングをカスタマイズ!

当店でスペシャルカスタマイズを加えた2012年製Fender Japan のムスタング、MG73-CO Old Candy apple Redです。前オーナーさんはほとんど弾かなかったそうで使用感は少なくきれいな外観。今回の出品にあたって行ったカスタマイズは主に以下の通り

  ①当店考案の3×3way Controlの導入

  ②①に伴う木部加工とピックガード新規制作

  ③PU含む電気パーツの一新

 加えて弾きやすさを新品以上にするためネック・指板の基本的調整は勿論、ネック裏のサテン加工も行っております。状態の良さ、カスタマイズの工賃・部品代を合わせて考えるとかなりお買い得な一本です。

サウンドチェック。アンプはFender Vibro King。

まずはクリーンから。二つあるシングルコイルのモードは音色の差は少ないですが、どちらかと言えばNormal Single Modeはパンチのあるリード向けシングルコイルサウンド。Noiseless Single Modeはその名の通りノイズが少ないので静かな場面でノイズを抑えたいときなどに有効です。また、Normalに比べて若干柔らかいサウンドなのでカッティング等バッキング向けかも。Fat Modeはシリーズ接続によるハムバッキングPU風サウンド。ムスタングでシリーズ接続にする改造はこれまでもありましたが、得られるサウンドはフロントPUとリアPUのシリーズ接続1つというのが基本でした。3×3 way controlではシリーズ接続でもシングルコイルでもネック⇔ミックス⇔ブリッジの各ポジション独立したキャラクターとなります。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。3:15付近から二つのシングルコイルモードのノイズの差を確認しています。

 

先のクランチをXotic BB Prempでゲインブースト。Fat Modeをメインに時々シングルコイルに切り替えています。Fat Modeでの低音の効いたハードなドライブサウンド、弾いていて楽しいです。トレモロの使い心地も確認。

 ボディトップ。画像ではわからない程度の小傷や擦過痕がありますが中古品としてはかなりきれいな部類。
 当店考案の3×3way Controlとは3つのピックアップ、2つの3wayスイッチで3モード×3ポジションのサウンドを得られるシステムです。下画像に示す通り二つの3wayスライドスイッチにポジションセレクター(フロント⇔Mix⇔リアを切り替え)とモードセレクター(Fat Mode:シリーズ接続による太いサウンド⇔Normal Single Mode:通常のシングルコイルPUのサウンド⇔Noiseless Single Mode:Normalよりも少しだけおとなしくすっきりした音色のノイズレスシングルコイルサウンド)を担わせています。3つ目のPUはムスタングの外観をそのままにするためにピックガード下に仕込んだStealth PUとなっています。オリジナルの状態よりも部品点数が多く、スイッチのサイズも大きいためピックガード下の木部ザクリの新設・拡張、新しいパーツに合わせたピックガード作成も行いました。
 3×3way control導入に伴い電気パーツはすべて一新。ジャックは定番Switchcraft mono Jack#11、トーンにはBournsのスタックPOTを採用し、Normal ModeとFat Mode・Noiseless Modeでトーンの効き方が若干変わるようにコンデンサも使い分けています(Mallory 0,047μFとセラミックディスクコンデンサー0.02μFを配置)。ボリュームはトーンと同じトルクにするため同じくBournsの16mmPOT。PUはフロントSeymour Duncan APS-2、リアSSL-2、Stealth PUはSSL-4。スイッチはネック側が通常ムスタングと同じSwitchcraftのon-on-onスライドスイッチですが、ブリッジ側は3×3way Contorol化のために回路数の多い別ブランドのもの。ケーブルはFender社と同じClothwireをメインに、一部識別性確保のためにポリエチレン被覆線も使用(古川電工BX-S)。ザクリ内部やピックガード裏はしっかりシールド処理をほどこしてあります。
ブリッジ。当店入荷時点でSound Loftさんオリジナルアップグレードパーツ、強化スプリングとステンレスサドル、アームトルク調整ねじが導入されていたのをそのまま維持しています。どれも定評のあるパーツですが、特にステンレスサドルは秀逸でノーマルのサドルでは指板Rにあっていないところをしっかり合わせて作られていてより弾きやすいセッティングを可能にしています。
ボディサイド。1弦側ホーンの側面に小豆粒ほどの打痕があります(次の画像参照)が、他に目立つ塗装欠けなどなく 全体的には10年前の製造とは思えないきれいな状態。
ボディサイドにある小豆粒大の打痕。目につきにくい箇所なのが幸い。
ボディバック。画像ではわかりませんが、演奏時に右足が当たるあたりに少し擦過痕があります。中古品にありがちなベルトバックル痕やエッジ部の塗装欠けはありません。
ネック。指板はローズウッド、22フレット仕様、ナットは牛骨製。裏側はサテン加工を施し触り心地向上。 トラスロッドは余裕があります。
前オーナーさんはほとんど弾かなかったためフレットの減りも見られません。勿論指板のコンディショニングとフレットの鏡面研磨等しっかり調整しましたので、新品以上の弾き心地をお約束します。
ヘッド。ボディと同じキャンディアップルレッドのマッチングヘッド。この色はスポットライトが当たるとあざやかな赤色がキラキラするので、ステージ映えします。画像ではわからない程度の線傷がありますが、エッジ部の欠けといったありがちな損傷は皆無でメッキパーツもピカピカ、良好な状態です。ストリングガイドは新調したもの。
付属のソフトケース。

弦はDaddario EXL 110(10-46)をレギュラーチューニングで張り、1弦12フレット1.5mm、6弦2.0mmの弦高にセット、トレモロアームはアームアップ、ダウンともできるように調整してあります。3×3way Controlにより+αのサウンドを得つつ、オリジナルではスイッチ操作が分かりにくかったところを直感的操作ができるように変更したことで扱いやすくなっていると思います。また、そうした改造をしたうえで「見た目は普通のムスタングとほぼ同じ」というのもポイントかもしれません。ムスタングファンは勿論、「見た目を裏切る中身のギターに惹かれる」という方にも良いかも。

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