Fender JAPAN ST62-70 フジゲン期1993~94年製!(Sold Out)



中古市場で人気のフジゲン製造のFender Japan ST62-70!

1993~94年製(Nシリアル)、フジゲン製造のFender Japan ST62-70です。後にTexas Special PUを搭載したロングセラー機種(型番末尾に「TX」がつくシリーズ)が登場しましたがその前身、あるいは実質同仕様モデルと思われます。実際、搭載されているPU(もちろん新品時から搭載されているもの)の抵抗値はフロント側から5.9kΩ、6.5kΩ、6.9kΩと比較的高めで経年変化はあるにせよ当時のカタログ上のST62-70搭載USA製PU ST-Vintageよりも後年のTXシリーズに搭載されたTexas Specialに近い値となっています。しかしながら、TXシリーズであることを証明する書類・タグ等が残っておらず、当時はまだカタログ上ではTXシリーズはなかったことを勘案し、ここでは便宜上当時のカタログモデルで一番近い機種「ST62-70」としてご案内いたします。

全体的に小さな打痕、小傷、メッキパーツ表面のクスミ、フレットの摩耗等使用感はありますが、中古品にありがちな大きな塗装欠けのような致命傷はなく製造から30年近く経過しているギターとしては比較的良好な状態。勿論今回の出品にあたって徹底クリーニング、さらにピックアップ以外の電気パーツはUSA製にアップグレード。また、ネック材が非常に色の濃いローズ指板と追柾目メイプル(通常は板目が多い)なのも好ポイントです。

サウンドチェック。まずはクリーンから。アンプはFender Vibro Kingでアンプ直。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

 

先のクランチサウンドをXotic BB Preampでゲインブースト。

ボディ材はアルダーです。アルダー材にしては木目がしっかり出ていてサンバースト塗装とマッチしています。ピックガードはエイジドホワイトのサードパーティ製に、ブリッジサドルはGraphtechのストリングセイバーに交換されています。今回の出品にあたりピックガードを留めているビスは全て新品に交換。PUカバーやノブはオリジナルのものですがいい具合に焼けていて渋いです。
今回の出品にあたって電気パーツは全てUSA製にアップグレード的に交換・再配線を行いました(通常、部品代含めて¥15,000くらいのコストになります)。POTはCTSのVintage Style250kΩAカーブ、キャパシタはOrange Drop 716P 0.047μF、スイッチはOAKの5way、JackはSwitchcraft#11、ケーブルはCloth Wire Repricaです。ボディ内部はノイズ対策のシールド処理が施されています。ピックガード交換の際、一か所だけビス穴を埋めて開けなおし処置がされています(フロントPUとセンターPUの間、6弦側のビス穴)が、ピックガードをつけると見えない箇所です。
ボディ側面。よく見ると目立たない程度の打痕等ありますが、中古品にありがちなエッジ部の塗装欠けのような目立つ損傷はありません。
ボディバック。小打痕や小傷等ありますが、派手なベルトバックル痕のような目立つ傷はありません。トレモロブロックはダイキャスト製です。この辺りやブリッジサドルなどのパーツは互換品が多く流通しており交換も比較的容易、ご購入者があとから好みの互換パーツに交換する楽しみもあります。バックパネルのビスは新品をお付けいたします。
指板は色の濃いローズウッド、さらにネックのメイプル材は初級~中級機種には珍しい追柾目材!(一部の高級機に使われるような「柾目」とは違いますが、通常の「板目」に比べると贅沢な木取りです。おそらく偶然でしょうが・・・)。トラスロッドの余裕もあります。指板Rは7.25inchで低い弦高は苦手ですが、そこはヴィンテージに倣った仕様でもあります。
画像では分かりにくいですが、プレーン弦のローポジションのフレット上に押弦による凹みが生じています。前述の通り本機は元々ある程度高めの弦高に向いた仕様の機種ですので、そういったセッティングで使用する場合は現状ですぐに擦り合わせをしなくても演奏に差し支えはありません。一方でなるべく低い弦高にしたい場合や高めの弦高がお好みでもフレット精度にはこだわりたい方等、自分好みにアレンジして使いたい方は擦り合わせや指板修正を伴うフレット交換を行うこと前提にご検討されるのも良いかと思います。
フレットは出品の際に鏡面研磨を施しております。
ヘッド。3,4弦のペグポストの間に打痕、他にも画像では分かりにくいですが線傷等見られますが中古ギターでよくあるエッジ部の塗装欠けなど目立つ損傷はありません。ナットは今回の出品にあたって牛骨で新調しています。
ペグはGOTOH製のクルーソンタイプ。経年劣化によるクスミはありますが出品にあたって徹底的にクリーニング、動作も問題ありません。
持ち運びに便利なRitterのケースが付属します。

今回弦はDaddario EXL110(10-46)をレギュラーチューニングで張り、弦高は1弦12フレット1.6mm、6弦は2.1mmにセットしております。トレモロはアームアップも可能なフローティングに調整させていただきましたが、ご希望であればお引き渡し時にベタ付けに変更可能ですので必要に応じてご相談ください。

アルダーボディ、7.25inchのローズウッドのスラブボード指板といった仕様は現在もヴィンテージスタイルのストラトキャスターの大定番となっています。電気パーツがUSA製に新調されている等も含めて考えるとお買い得度も高い本機、そのまま弾くも良し、お好みにカスタマイズを加えるのも良しのおすすめの一本!

ご購入に際してフレット擦り合わせやフレット交換等も行いたい方も遠慮なくご相談ください。

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