比較的お求めやすい価格でツウなギタリストさんにオススメしたいギターにFender Mexico Road Wornシリーズがあります。

「メキシコ製はちょっとね」という方もいらっしゃると思いますが、メキシコエンセナダ工場、めちゃくちゃ頑張っていると思います。そのレリック加工のためか総じて生鳴りが気持ちよく、「サステインよりも鳴り重視！」「クランチ命！」「見た目命！」といったツウなギタリストに是非試していただきたいと思います。

こちらはそのRoad Wornシリーズの中ではかなりレアな’72 Telecaster Deluxeモデルです。日本国内で販売されたのはこのブラックカラーがわずか30本。あとサンバーストも数十本あったみたいです。オリジナルではネックはポリウレタンフィニッシュですが、前オーナー様がカスタマイズに出されていてネックもラッカーフィニッシュにアップグレードしています。しかも、単にピカピカにするのではなくボディに合わせてクリアーの色も調整されており、かつネック木材の質感がしっかり浮き出るように仕上げられています。そこがまたカッコイイ。

搭載のFender Wide Range Humbucking PUはギブソンのPAFの設計者として有名なセスラバー氏がオリジナルをデザインしていますが、こちらはそのUSA製のリィシューです。オリジナルとは少し違うとは言われているようですが、なかなかどうして名前の通りレンジの広いサウンドで中低域が強いイメージのハムサウンドにもっとジャキジャキなフェンダーの個性も加わった面白いピックアップです。

クリーンでの指引きでマイルドに弾くのも気持ちが良いです。オススメです！

マイルドにマークノップラー風に指で弾きたくなりました。（全然似てないゾ）

 

クリーンで各ポジションごとの感じです。

ボリュームによく反応し、かなり歪ませても絞ってきれいなクランチになります。

⇓こちらの動画ではクランチをさらにブーストした音でボリュームを絞っていっています。

⇓こちらはブースト状態で引き倒した感じ。

⇓クランチで指弾きも気持ちエエ・・・

 

「ライブで個性的なテレを弾きたい。」「高級機でなくても鳴りの良さは体感できるギターを探している」といったギタリストのかた、こちらのテレはいかがですか？

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