オーバードライブ/ブースター、Sans Amp(しかもリバーブ付き)、テープエコー風のサウンドのディレイの3セクションからなるシンプルかつ超コンパクトなマルチエフェクター、Tech21 Fly RigのRichie Kotzenシグネチャーバージョン!Richie本人も本機を気に入り、自身のステージで足元にセット、積極的に使用しているとのことからそのサウンドの完成度の高さが伺えます。
上写真でもわかる通り非常にコンパクト。横幅30cm弱、ギグバックのポケットに余裕で収納できます。コントロールのつまみは直径6mmと小型で、通常サイズのつまみに比べれば操作がしにくいのが正直なところですが、逆に、スイッチOn/Offの際にコントロールを誤って動かしてしまうという事が起きにくいというメリットも・・・思わずメーカーに「うまい!」と賛辞を送りたくなります。そのコントロールツマミ自体が点灯するようになっているのもステージでの視認性確保に非常に有利で好感が持てます。よく操作するツマミを回しやすくするためのカバーが4つ付属しているので、ステージで曲間にセッティングを変更する場合などに活用すると良いでしょう。
コンパクトマルチというと、複数のエフェクトやアンプシミュレータを組み合わせたサウンドをあらかじめプログラム、実際の演奏ではそれを呼び出すという機種が主流で、どちらかと言えば初心者向けのものが多いと思いますが、本機の場合はプログラム機能は一切なく、必要なエフェクトを必要に応じてOn/Offするというベーシックなスタイル。搭載サウンドはRichie Kotzenの監修によって作り込み・絞り込みが徹底された完成度の高いもの。マルチエフェクターなどの少し複雑な操作や事前準備を要する機材が苦手な方にも扱い易いと思います。
シンプルなセッティングでプレイしたいベテランのギタリストや多くの現場を掛け持ちしているプロにもお勧めしたい一台かと思います。勿論Richie ファンにはマストアイテム!
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