90~91年製、発売当時はFender Japanのフラッグシップの一本だったモデル。ラッカーフィニッシュ、USAピックアップ搭載のストラトです。54年モデルを思わせる型番ですが、アルダーボディ、ネックの握りはVで57年タイプを思わせる仕様となっています。製造から20年以上経過しているだけあって弾き傷やメッキのくすみはありますが、目立つ傷は少なく、塗膜表面のつやも綺麗な美品です。
90年当時の定価は¥90,000ですが、同じスペックで現在の価格は1.5倍以上になると思います。また、現在では限定生産の高級機でのみ許されたセンター2ピースのアルダーという仕様も魅力的かと思います。
動画です。まずはループで遊んでみました。
クリーン⇓
クランチ⇓
20年前のギターとしては非常いきれいな状態を保っています。またフレットの高さは十分(実測0.9mmほど。このタイプのフレットは新品時1.0mm前後)目立つ凹みも皆無。サドルにメッキの浮やさびが出ていますが、完動で、調整、演奏上の問題はなくこれからも弾きこんで行けます。
サウンドはオーソダックスなストラトサウンド。ピックアップはローパワーなタイプでクリーンでは各音の分離の良さが、歪んだサウンドではフロントではまろやかなリードトーン、リアではストラトの荒々しさがよく出た音が楽しめます。
サドルはUSA製のものが搭載されていますが、オリジナルではない可能性があります。また、トレモロアームは近年のAll Partsの交換品となっています。
20年以上前のギターとしては非常にきれいな外観ですが、演奏性も実戦的な状態。是非、これから弾きこんでゆきたい方にご検討いただきたい一本です。2本目のギターに手ごろな価格で本格的な仕様のストラトをご所望のギタリストの方も是非!