Kurt CobainシグネチャーのJag-Stang、96~97年製、レアカラーのサーフグリーンボディ!
NirvanaのKurt Cobainのシグネチャーモデルとして本人のデザインによって開発されていたレアなギター、Jag-Stangです。当時のカタログでは「JSG-65」という型番でフェスタレッドとソニックブルーがラインナップされていましたが、こちらはそのどちらでもないサーフグリーンのボディ、ネックポケットにも「JT-95EX」と別の型名が記されています。シリアルやネックの日付から96年末から97年にかけて出荷されたギターと思われます。
一般的には「Jaguar+Mustang」と言われていますが、独特のボディ形状を除けばMustangの系譜にあり、各PUのスライドスイッチやダイナミックビブラートなど使い勝手はMustangと言えます。前オーナー様によってPUをリアDimazio Tone Zone、フロントを YJM(現HS-4)に、コントロール部もアップグレードパーツに換装されています。スイッチに不具合があったため、出品前にSwitchCraftのシャッター付きのものに交換の上、全体調整を行いました。
サウンドチェック。まずはゲイン高めのドライブサウンドから。アンプはfender Vibro King(クリーンセッティング)、歪はWEEHBO Effekte JTM DriveをXotic BB Preampでゲインブーストしています。
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クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive.
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クリーン。Mustangと同じく、Phase切り替えでのサウンドバリエーションが本機の特長の一つです。
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この写真ではきれいに見えますが、ボディは全体的に打痕、傷が見られます。(次の写真参照)。スイッチは2つとも新しいSwitch Craftのシャッター付きに交換。PUはリアDimazio Tone Zone、フロントHS-4(旧YJM)に交換されています。ダイナミックビブラートのアームは欠品。ピックガード及びコントロールパネルのビスはかなり錆がつき木部まで影響を与えそうだったのとネジ穴自体が緩くなっている箇所も見られたのでステンレス製の別のネジに交換しました。
ボディにみられる傷等。木部が露出している箇所もありますが、ギターの仕様そのものに問題を与えるような損傷はありません。
コントロールもパーツ交換されています。ボリュームはSonicのフルアップボリュームPOT、キャパシタはHuman GearブランドのOrange Drop 418P、ジャックはSwitch Craft。写真はありませんが、キャビティ内は導電塗料でノイズ対策もされています。
ボディバック。エッジ部分に大きな塗装剥がれ(写真下方向)、ベルトのバックル痕が見られます。
ネックポケットには「JT-95EX」の印。
ネックの日付は96年10月。フレットは出品前に磨きなおしているのでピカピカです。
指板。ローポジションにフレットの凹みが見られます。3弦2フレットが一番顕著ですが、そのままで問題なく演奏できます。(まだ摺合せしなくても使用OK)。弦は010~046でレギュラーチューニングで調整しました。
ネック裏・中央付近に打痕が見られますが、ボディに比べると使用感は少なめ。トラスロッドの余裕もあります。
ヘッド。Mustangに比べると若干スリムなヘッド。FenderロゴがスパゲティロゴなのもMustangやJaguarと異なる点。ペグはFenderでもっとも一般的なクルーソンタイプ。
ヘッド裏。ボディ側の仕様かに比べるとヘッドの方は比較的綺麗です。ペグはクリーニングして少し使用感・くすみが残るものの写真のように20年前のギターとしてはきれいな状態に復帰できました。動作も問題ありません。
既に製造終了からだいぶ時間が経過し、中古品の流通数もわずかなJag-Stang、今回出品のこちらは使用感はあるものの、演奏性は問題なく、アップグレード的なパーツ交換も行われている点はお得とも言えます。Jag-stangをお探しの方にはチャンスだと思います。
アームが欠品しており、そのままで野仕様を前提にトレモロは一番低い位置にしてありますが、新品アームの取り寄せ、フローティングの調整も対応可能ですので(再調整費用¥2,160、アーム代¥605)、ご希望あれば遠慮なくご相談ください。
ソフトケース付属。
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