Dr. Kこと徳武弘文さんのシグネチャーテレキャスター、Fender Japan TL62B-95DK(Lake Placid Blue)、2004~2006年製造品です。
型番が示す通り62年タイプのカスタムテレキャスターと同じくアルダーのバインディング付きボディ、250mmほどのRのメイプル指板、メイプルネック、6wayサドルのブリッジ、Fender Lace Sensor Gold×2、Seymour Duncan Jerry Donahue Tele(APTL-3JD)を5wayレバースイッチでストラトとは異なるテレキャスらしさを求めた組み合わせ(後述)などが特長。他は通常のテレキャスターに準じています。
当店入荷時は年代なりの使用感もみられ、致命的な損傷はなく比較的綺麗でしたが、出品前にレストアを行いさらに磨きをかけより扱いやすい状態になっています。
動画です。まずはクリーン。アンプはFender Vibro King。
クランチ。歪はWeehbo Effekte JTM Drive。
余りこのギターで激しく歪ませる人はいないかもしれませんが、一応いつもの通りGain Boostも加えてみました。
5wayスイッチはフロント側から「フロント」「センター」「リア+フロント」「リア+センター」「リア」となっています。PUの構成こそストラト的ですが、ストラト定番の「フロント+センターのハーフトーン」ではなく、テレキャス定番の「リア+フロント」のハーフトーンを真ん中のポジションに持ってきているところが「テレキャス」してます。この配線にするために使用しているスイッチは通常ストラトに使用する5wayとは異なるタイプとなっており、各ポジションの間で止めると(ストラトの3wayで無理やりハーフトンにするやり方と同じ)さらにバリエーションが出せるという話が徳武さん自身が語っています。コントロール内部は接点洗浄を行っていますが、国産品が用いられていたジャックは端子が緩み継続使用が難しい状態だったのでSwitchCraft製に交換いたしました。
最初はB-Benderやウィルキンソンブリッジを搭載した仕様で登場したDr.Kテレ、その後Benderを外し、ブリッジも汎用的なタイプになって定価も下がって再登場したのが本機TL62B-95DKです。その後同じ仕様で定価が少しづつ上がりながらカタログにも掲載され続けていましたが市場で見かけることは滅多になかったという非常にレアなテレキャス。ファンの方はもちろん、ちょっと変わったテレキャスター、ストラトのような汎用性をテレキャスで求めている方などに大変お勧めな一本!!
ソフトケース付属。
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