激しい歪みサウンドを使った音楽が流行した80年代、ギターアンプもハイゲイン化が進んでいました。もともとFenderの持ち味はシンプルな1ボリューム方式のチューブサーキットで美しくハリのあるクリーンと、ボリュームを上げたときの味わい深いクランチでしたが、そんなFenderが80年代後半に送り出したFender版のハイゲインアンプ、The Twinです。90年代前半まで製造され、日本のスタジオでもよく見かけた名機。ミッシェルガンエレファントのアベフトシ氏が本機の赤ノブバージョンを使用していたことも有名です。
クリーンとドライブの2チャンネル仕様。各チャンネルに2つづつインプットが装備されチャンネルリンクさせて両チャンネルの音を混ぜて使う事もできます。プレキシマーシャルのチャンネルリンクと異なり、クリーンチャンネルとドライブチャンネルのリンクは音の輪郭がはっきりしたクランチ~ドライブサウンドが楽しめます。
サウンドチェック。まずは本機ならではの音が楽しめるチャンネルリンク(パラレル)。動画の最初にそれぞれのチャンネルの音を出した後にMixサウンドにしてます。ギターはFender Japan Exclusive Special 50’s Telecaster。
次にFender Japan CST55(Eシリアルの70年代スタイルストラト)でクリーンチャンネル。PUは定番シングルコイルのSeymour Duncan SSL1。
Gibson SG 70’s Tributeでクリーンチャンネル。PUはハイパワーで知られるDirty Fingers 搭載。動画の最後の方でリバーブも確認。
Fender Japan CST55でドライブチャンネル。ゲインは10段階の8。Midを高めにセットしています。
Gibson SG 70’s Tributeでドライブチャンネル。ゲインは先のCST55の時の半分くらいにしています。
見た目はFenderのそれですが、多数のプッシュプルスイッチやチャンネルリンクでかなり多彩なサウンドを生み出すチューブアンプです。フットスイッチ(チャンネル切り替えとリバーブOn/Off)が欠品しておりますが、ご要望あれば専用のスイッチ制作も可能です(制作費用¥15,000+税)ので必要に応じてご相談ください。外観はやや使用感はありますが、ネット破れ等致命的な損傷はなく、25年ほど前の機種としては状態はなかなか良い方かと思います。キャスターもついているので移動もラクラク。
一台のアンプでドライブ、クリーン両方を出したい方などマルチに使えるチューブアンプをお探しの方にオススメです。また、本機ならではのチャンネルリンクはドライブサウンドにしっかりした輪郭を付加したい方にオススメの使用方法です。是非ご検討下さい!
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