
Hard Rock/Heavy Metal系のギタリストたちの使用でしられるB.C. RichのWarlockを模したカスタム品あるいは、オーダー品と思われるギターです。オリジナルフロイドローズの搭載や、幅広いサウンドバリエーションをコントロールするスイッチ群、ピックアップの選択、リバースヘッドなどの仕様がファーストオーナーのこだわりの部分でしょうか。
小傷や小さな打痕、メッキ部分の汚れ、サビなども見られるものの、あまり使用しないまま現在のオーナー様に譲られ、そのまま長い期間保管されていました。
動画です。最初にドライブサウンド。アンプはFender Vibro King(クリーンセッティング)、歪はWEEHBO Effekte JTM DriveをメインにBB Preampでゲインブーストしています。動画後半のロングトーンはギター内蔵のブースターをOnにしています。ピックアップの接続はシリーズ接続(ハムバッキングサウンド)となっています。
次にクリーン。アンプはFender Vibro King。こちらの動画では各PUの接続切り替え(シリーズ⇔パラレル)、フェイズ切り替えも試してみました。

ピッチが狭いタイプを搭載しているなどもファーストオーナさんの拘り?


本機の大きな特長の一つがコントロール。3つのノブにトグルスイッチが大小合わせて6個。以下順番に機能を紹介します。
1:マスターボリューム
2:内蔵ブースターレベル
3:トーン(通常のハイカットタイプ)
4:PUセレクター
5:フロントPU接続切り替え(シリーズ⇔パラレル)
6:フロントPUミュートスイッチ(通常の1Volタイプではできないスイッチング奏法が可能!)
7:内蔵ブースターOn/Off
8:センターポジションのフェイズ切り替え
9:リアPUの接続切り替え(シリーズ⇔パラレル)
コントロールはB.C. RichのEagleやMockingbirdからバリトーンを省いてフロントキルスイッチを追加したような感じですが、配置はかなり独特。この辺はノブが実際に初期のB.C. Richギターで使われてたタイプになっているのも含めてファーストオーナーの拘りだったのでしょう。写真はありませんが、POTはCTSが使われています。キャビティ内にはアクティブブースターのミニ基盤と9V電池も入っています。







この手のギターはその超個性的なボディシェイプがポイントですが、それゆえに「座って弾きにくい」といった難点もあります。本機のようなWarlockタイプは座った時もバランスが良いので「過激な外見と家での弾きやすさの両立」が必要な方にはオススメです。
新品時はそれなりに高額だったと思われる本機ですが、使用木材などの詳細仕様が不明なことと、Rのインレイがやや雑なのでオーダー品としては安めの価格とさせていただきました。状態、使用しているパーツ、付属のケースの豪華さを考えるとお買い得かと思います。本機をもとにさらにカスタマイズを加えてみるのも面白そうです。
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