

90年代の品と思われるMoonブランドのストラトモデルです。アルダーボディ、メイプルネック、ローズ指板といった王道の木材が選択されていますが、ナットはシルバーニッケル、ペグはクロコダイルロック式、トレモロはゴトーのローラーサドル、2点止め、ピックアップはJoe Bardenといったコンポーネントブランドらしい仕様となっています。スポットライトに映える鮮やかなキャンディアップルレッドのカラーリングもポイント。
まずはクリーンでサウンドチェック。
クランチ
クランチをゲインブースト。チューニングの安定性確認のためアームも意識的に使用。








塗装欠けなど損傷はみられるものの動作は全く問題なく、まだまだ現役で弾いていける一本です。本機の一番の特長となるJoe Bardenピックアップ。ハードなディストーションサウンドが出てきそう外見ですが、実はそれほどハイパワーではありません。Joe Bardenは「テレキャスのグレードアップ」で知られるブランドですが、そのイメージに通じるクリスピーでさわやかなサウンドです。このピックアップは3つセットで6~7万円するので、本機はその分かなりお得です。
コントロールですが、1ボリューム、1トーンでそれぞれがプルスイッチとなっています。ボリュームのスイッチでコイルタップ、トーンのスイッチで通常のストラトでは出せないフロントとリアのハーフトーン、あるいはフロント+センター+リアのハーフトーンが出せます。これにより幅広いサウンドを創出できるのもポイント。
トレモロは精度に定評のある日本のGOTOH製です。サドルはローラー式でチューニングの安定性も良好です。
使用感こそありますが、逆にいえば激しく使い倒しやすいと思います。使いやすさ、サウンドバリエーションの豊富さは抜群で様々な音楽での活躍が期待できます。ライブやスタジオでの即戦力にできる「弾き倒せるストラトタイプ」をお探しの方、こちらのMoonはいかがでしょうか。
現在3弦開放が1音半ほどアームアップできるフローティングにセットしてありますが、ご要望に応じてアームダウンのみのセッティングなどにも対応いたします。
本機についてのご質問やご注文は以下「お問い合わせ」をクリックください。