MesaのTone Burstという歪系ペダルです。Mesa/Boogieアンプの歪といえばレクチやMarkVなどの音を多い浮かべる方が大半かと思いますが、コイツは全く違います。歪はかなり抑えめでフルアップでも軽いクランチ程度。しかし、「Mesa/Boogieアンプのイメージ」を捨ててから試していただければ必ずわかると思いますが、こいつは「ストラトの鈴鳴り」をより美しく演出することができる秀逸なペダルです。
動画です。アンプ側はクランチでTone BurstをOnにしてみました。動画中でジミヘンの曲を2回ずつ弾いていますが、それぞれ1回目はTone Burst Off、2回目がOnです。Tone Busrtによって鈴鳴り感が前面に押し出されます。
次はアンプ側はクリーン。Tone Burstはゲインが抑えられていて、フルにしても軽いクランチ程度。動画ではまずゲインをセンターにしてクリーンの味付けしています。「鈴鳴り感」がより前面にでた美しい音にアップグレードされます。ゲインをフルにして軽いクランチの音も秀逸。
最後にゲインブースター的に使用してみました。ソロの時にストラトらしい鈴鳴り成分を前に出しつつゲインアップできます。また、TrebleとBassをいっぱいに上げるとFuzz的なチリチリした音も出せます。それぞれボリュームを絞ったクリーンでも高域がしっかり残り鈴鳴り感が失われません。
ゲインブースターとして使用するときはLevelを高めにセッティング。アンプや後段の歪エフェクターなどの味付けに使用するときはGain、EQはセンター付近で十分効果が出ます(動画ではこれらをほとんどセンター位置で撮影開始しています)。EQはセンタークリック付きでTreble・Bassともにセンター位置でも十分に鈴鳴り感が追加されますが、Trebleを上げるとさらに強調されています。しかしフルにしても耳に痛い感じではなく、あくまで鈴鳴りのキラキラ感が強調される感じです。Bassを上げれば音が太くなってゆきます。Trebleを下げれば丸みのある音も作れます。また、両EQをフルアップでゲインブーストするとファズのようなブチブチなサウンドも出せます。それぞれの可変幅は±12dbとのこと。
使い方としては
①クリーンやクランチサウンドの味付けとしてプリアンプ的に。
➁メインの歪の前段にセットして、ここぞという時のゲインブーストや音色補正に。
③メインの歪の後段にセットして音色補正&クリーンブースターとして。
音の傾向からやはり①③については多ジャンルの歌物などで行けると思います。➁はやはりブルース、ブルースロックなどでしょうか。
本機を試す際は是非ストラトなどのFender系シングルコイルのギターで試していただきたいと思います。Mesaのイメージに隠れて目立ず、実力がなかなか認められていないペダルですが、XoticのEPBoosterのように常にOnのままつなぎっぱなしといった使い方をされるような「俺の音色にはこいつが不可欠!」となりうる実力者です。
「鈴鳴り」が大好きな方に大推薦します!
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