レア!Gibson L-5S 1978年製(Sold Out)

超レア! 1978年製L-5S!

1972年から1985年にかけて製造されていたGibson L-5Sです。その名が示す通りGibsonアーチトップギターの最上位機種L-5CESのソリッドギターバージョン(L5-Soild)という位置づけで開発された経緯があります。今回出品のL-5Sは1978年製、製造から40年以上経過しています。当時のGibsonのソリッドギターの最高峰機で生産数も多くなかったのかヴィンテージ/中古市場でも目にする機会はかなり少ないのでは・・・。今回のL-5Sは以前のオーナさんによっていくつか改造された履歴がありオリジナルとは異なる部分もあるため本機としては特価でのご案内となります。とはいえネック、ボディともしっかりしておりこれからも長く付き合って行ける個体。個性的なヴィンテージギターに自分なりの手を加えて弾き倒したい方には面白い選択かと思います。勿論L-5Sをコレクションに加えたいマニアにもオススメ!

現状渡し、保証なしとなります。

サウンドチェック。まずはクリーン。アンプはFender Vibro King、シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

ボディトップ、バックともに美しい杢のメイプル材が使われています。レスポールに比べると幅広ですが、ボディサイドはかなり薄くなるようにアーチがかかっています。PU,ブリッジ、VolumeとToneのノブ、ストラップピンが交換されています。
ブリッジはシャーラーのローラーサドルタイプに交換されています。オリジナルではオクターブ調整の幅が広い「ワイド・トラベラー・チューン・O・マチックブリッジ」が搭載されていましたが残っておりません。ワイドトラベラー~では2本のスタッドはネジをそのまま木部にねじ込んだものでテールピースと平行に取り付けられていたと思われますが、シャーラーへの交換に際して木部加工がされ、新しいスタッドに交換、レスポールのABR-1ブリッジのように1弦から6弦までややスラントした位置にブリッジが位置するように変更されています。現状スタッド幅は74mmですので、同幅でスタッドの太さが合う現行ブリッジへの交換は容易です。ローラーサドルが好みでない場合はABR-1タイプに交換しても面白いと思います。テールピースはファインチューナー搭載のTP-6でこれはオリジナルのままです。
現在搭載されているPUはプレートにパテントナンバーが刻印されおり、いわゆる刻印ナンバードPAFと呼ばれる1975年から80年代にかけてのGibson ピックアップではないかと思います。リア側はタップ線と思われる線が出ていますが配線はされていません。当時のGibsonにはコイルタップのついたギターもあったのでオリジナルかもしれませんが改造されたものの可能性も否定できません。直流抵抗値は実測でフロントが8.4kΩ、リアは7.5kΩです。PUを吊り下げているビスは短いものが使われており特にフロント側は弦から離すセッティングには向かないのでそうしたセッティングで使用したい方は一般的なGibson PUに使われる長さのビスに交換する必要があります(現在フロントPUは22フレットを抑えた状態で1弦とポールピースの距離が約2.5mm、6弦側が約3.0mmでこれ以上距離を開ける場合は長いビスに要交換)。オリジナルのPUも付属します(画像右側の裏側が黒い樹脂で固められたPUがそれ。スーパーハムバッキングピックアップ、通称タールバック。こちらの直流抵抗値は実測で5.4kΩと7.8kΩ)。

ボディサイド。PUの設置されている部位から外側に向かった綺麗なアーチ形状に加工されボディサイドはかなり薄いデザインです。ボディもネックもメイプル材で構成しているのでかなり重量がありそうですが実測では4.25kgくらいで量産のレスポールタイプと比べ大差ありません。
ボディバックも美しいアーチ形状になっています。フェンダーのコンター形状と同じく体にフィットしやすく座って弾くときもいい感じです。コントロール部のパネルはボディバック材と同じメイプル材で凝っています。コンデンサーは交換されています。フロント側はスプラグ製ですが詳細不明、古いもののようです。リア側はメーカーはわかりらないセラミックコンデンサーでこちらも古いもの。トーンの操作時に少しガリが出ます。必要に応じてサーキットの見直しをしても良いと思います。
ネックは3ピースのメイプルにエボニー指板という材構成。装飾はブロックインレイに多層バインディング、ヘッドにフラワーポットインレイといったL-5CESと同じ仕様。弦長はレスポールなどと同じ24.75inchです。問題となるようなねじれや波打ちはなくトラスロッドの余裕もあります。
フレットとナットは交換されたものと思われます。今回の出品に際してフレットの鏡面研磨、指板のクリーニング・コンディショニングを行っています。2,3弦のローポジションにごくわずか押弦による凹みが生じていますが、まだしばらくは擦り合わせしなくても快適に押弦できると思います。ナットは弦を納めるミゾを斜めに切ってしまっています。現状でも演奏に支障はありませんが、気になる場合はナット交換をお勧めいたします。(当店でも施工可能、必要に応じてご相談ください。)
ヘッド。箱物L-5CESと同じフラワーポットインレイは最上位機種の証。ペグはクルーソン製シールファストのゴールドバージョンでオリジナルで搭載されていたものです。いくつかのペグの動作が非常に硬くチューニングに難儀しますがちゃんとチューニングできます。使いやすさを優先する場合はペグは交換しても良いかと思いますが、今となっては大変貴重なペグでもありますし、使いにくいことを承知の上でこのままでいくのも男前でイイと思います。
ヘッド裏側。以前のオーナーさんが別のペグに交換していた痕跡(ネジ穴)が見られます。ネック強度を稼ぐためのボリュート形状が見られます。
ケースは画像のソフトケースが付属します。

弦はDaddario EXL110(10-46)をレギュラーチューニングで張り、弦高は1弦12フレット1.3mm、6弦1.8mmに調整しています。委託販売品。

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