Mad Professor Sweet honey over drive Hand Wired (SoldOut)

定番オーバードライブSweet Honey ODのHand Wiredバージョン!

 定番オーバードライブSweet Honey Over Drive(以下SHOD)のHand Wired バージョンです。部品の一つ一つが耐久性の高いハイグレードなパーツで構成され、手配線で組み込まれているため、通常バージョンよりも150gほど重く、その重さに威厳のようなものを感じます。

 SHODと言えばピッキングニュアンスを正確に反映し、演奏に表情がつけやすいアンプライクなオーバードライブ。私見ですが、経験的に同じ回路でも手配線(Hand Wired)の方が一般的なプリント配線に比べてスポイルされる周波数域が少なく、よりワイドレンジでピュア、パワフルなサウンドとなることが多く、その差が大音量での演奏時に大きな違いとなることも珍しくないと思います。今回出品のSHODについてもHand Wiredの方がよりレンジが広く感じますが、特にローレンジの強さは数段上で、全体的によりパワフルなサウンドとなっており、「通常のSHODとは別物」と言っても大げさではありません。

 小傷程度の使用感で、中古品としては綺麗な方かと思います。外箱と取説(英文)が付属します。

コントロールは通常のSHODと同じ。
左側面。
右側面。アダプターを使用する際の電源ジャックはこちら。アダプターは通常のセンターマイナス9Vですが、18Vまでのハイボルテージでの使用も可能でそれにより広いヘッドルームを得られます。
スイッチの手前に「HAND WIRED」と印刷されています。
多少の小傷、擦過痕はありますが、エッジ部の塗装剥がれのような中古品にありがちな損傷はありません。
9V電池は裏パネルを外して内部にセットします。画像で分かる通り内部も塗装されています。余計な手間に思う方もいるかもしれませんが、これによって内部でショートが起こるのを防ぐことにもなります。そのために敢えて手間をとって塗装をしたのかも・・・。勿論筐体がシールドの役割もしていてそれもちゃんと機能するように作られています。
参考までに、通常のSHODとの比較。画像左が通常バージョン、プリント基盤上に回路がまとめられた一般的な仕様で筐体の中は比較的スペースに余裕があります。右がHand Wiredで、回路中のパーツ間が手配線されているのでかなり詰め込まれた感じになっています。回路内部は樹脂で固められていて見えないようになっていて(ブラックボックス化するのはハイエンドペダルでよくある処理)具体的に使用されているキャパシタや抵抗、オペアンプなどは全く判断ができませんが、見える部分でもスイッチ、ジャック、電源ジャックがしっかり差別化されていてHand Wiredの方がよりしっかりしたハイグレードなものが選抜されているのがわかります。また、通常版は筐体の内部は未塗装ですが、Hand Wiredは塗装がされていて、裸の端子が動いてしまった際のショートを予防しています。あと、細かいことですが、裏パネルをとめているビスも通常版と違う規格のものになっていました。

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