80年代中期製造のYAMAHA MBXヘッドレスベースです。同時期にヒット曲を連発していたCCBのリーダーでベーシストの故渡辺英樹氏が使用していたことで知られた機種です。CCBをリアルタイムでしている世代の方はTVで本機を高めに構えて演奏していた渡辺氏に見覚えがある人もおられるのでは・・・。
小傷、小打痕、塗装欠け・焼け、金属パーツの腐食など使用感、経年感はありますが製造から35年前後経過している楽器としては状態は綺麗に保たれいると言ってよいでしょう。トラスロッドには余裕があり電気系も問題ありません。
軽度のフレット浮きが複数個所に見られるためフレットの高さに若干の不揃いがあります。弦高を低くすると特定ポジションでのビビりが顕著になってきます。そのため保証なし現状渡しでのご案内となります。
当店でとりあえずそのまま演奏して差し支えないセットアップに調整しておりますが、低い弦高にこだわりたい方や音質の精度をできるだけ高めたい方は「フレット浮き補修・フレット擦り合わせ」といったメンテナンスを行う事を前提にご検討ください(当店でもお引き受け可能です)。
サウンドチェック。まずは指弾き。アンプはPhill Jone Bass Cub BG-100、シールドケーブルはBold Cable FATでアンプ直。
ピック弾き。
弦はメーカー不明ですが太さは45-105が張られています。今回弦高は1弦12フレット2.2mm、4弦は2.8mmに調整、このセットアップであれば演奏するのにそれほど差支えはありませんが、それでもピッキングの強さによっては一部ポジションでビリツキが出ます(先の動画でも確認できますのでご参照ください)。これよりも弦高を下げたい場合は特定のポジションでのビリツキが弱いピッキングでも顕著になってきます。低めの弦高がお好みの場合は「フレット浮きの修正・補修」と「フレット擦り合わせ」を行えば対応可能です。これらのメンテナンスは当店でもお引き受け可能ですのでご希望あれば遠慮なくご相談ください。
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