90年代の品と思われる下倉楽器オーダーの「CASINO Vintage」です。当時定価¥170,000、数種類あったCASINOの中では高級機に位置するもので、ラッカートップコートや16フレットのネックジョイント、2点止めのトラスロッドカバーなど通な仕様で中古市場でも人気のあるモデルです。
乾いた生鳴りが心地よく、アンプからのサウンドもそれを反映しているように思います。
動画です。まずはクリーン。
クランチ
ルーパーで遊んでみました。
塗装面はラッカーらしい艶が保たれていますが、全体的に年代相応の使用感が見られます。
当店入荷時は3弦ワウンドの弦が張られた状態でトラスロッドも締まり気味でした。入荷後ロッドを一旦完全に緩め、1か月ほど様子を見た後、改めて3弦プレーンの010~046のゲージでレギュラーチューニングで再調整を行っております。現在のロッド残りは半周以上かと思いますが、効きは良いので、通常のゲージであれば実用性は十分かと思います。
フレットはミディアムサイズのものに打ち替えられています。減りはわずかで今後も長くご使用いただけると思います。
元々生産本数は多くなかったモデルでお探しの方も多いかと思います。使用感こそございますが、さすが日本製で現在もしっかりした状態を保っており今後も活躍してくれるであろう一本。
ご興味ある方、お問い合わせをお待ちしております!