「改造例/カスタマイズ・モディファイ例」カテゴリーアーカイブ

パーツ持ち込みのコンポーネントTL Typeの一例

ご依頼主様がセレクトした―パーツを当店で組み立て調整を行ったTL Type。

「ボディ、ネック、電気パーツ等それぞれお客様がセレクト、組み立てと必要な調整は専門店に依頼」というスタイルでほしい仕様のギターをゲットすることを考えている人は多いかと思います。テレキャスタータイプやストラトタイプは海外からのボディ・ネックの取り寄せも含めればかなりマニアックな仕様も実現可能で面白い選択肢ではあります。その一方でパーツ同士が微妙に合わない、木部加工を間違えたなどの失敗は多く、意外とハードルは高いとも言えます。自分ですべてやってみるのも一つの楽しみではありますが、「難しい箇所は無理をしないで部分的にショップに任せる」というのも良いかと思います。

上画像はほとんどのパーツをご依頼主様ご自身が用意、持ち込みで当店で組み立てと必要な調整を行ったテレキャスタータイプです。以下今回のポイントを紹介します。コンポーネントにご興味がある方の参考になれば幸いです。

完成した本機のサウンドチェック動画。

まずはクリーン。アンプはFender Vibro Kingでエフェクトなし。弦はエリクサーのOptiweb10-46でレギュラーチューニング、弦高はこのスタイルのギターとしては低めのセットアップ。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

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オーバーホールした1979年製 FendEr Stratocatser、Seymour DUncan SSL-4

1979年製Fender Stratocasterのオーバーホールを行わせていただきました。

上画像は当店でオーバーホールした1979年製のFender Stratocaster。ネック順反り補正の指板修正とフレット交換、電気パーツの新調、フロイドローズタイプのロックナットに改造されていたのを木部補修しスタンダードな牛骨ナットに復帰などが主な施工内容。今回チョイスされたPUはでっかいポールピースでおなじみのSeymour Duncan SSL-4のストラトサウンドのサンプルとして動画を撮らせていただきました。

アンプ直のクリーン。アンプはFender Vibro King。SSL-4は「ハイパワーで太い音」という紹介内容が独り歩きしているようで「シングルコイルらしくない」と思っている方も多い印象がありますが、ちゃんとシングルコイルな音です。

 

セッティングを変えてもう一本クリーン。輪郭を際立たせる目的でアンプの前にWEEHBO Effkte JTM Driveを薄くかけています(Gain 30%くらい、Level高め)。

 

クランチ。歪はWEEHBO Effkte JTM Drive(Gain 70%くらい)

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

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Greco TE-500 ネック交換・弦長変更改造例

ネック交換により弦長も変更した改造例。

ミディアムスケール仕様だったGreco TE-500をネック交換、Fenderと同じロングスケールに変更するという珍しい改造をさせていただきました。

Greco TEシリーズは70年代からFender Japan発足前までマツモクで製造されていたテレキャスターシンライン風のギターですが、今回ご依頼いただいたものはGibsonと同じミディアムスケール仕様でした。これまで当店でフレット擦り合わせ、ネックシム調整などを行わせていただいておりましたが、今回ロングスケール・ローズウッド指板・22フレット仕様に改造したいということで再入院となりました。

交換用に用意したネックは国産の無塗装・ヘッド部無成型のもので、テレキャスターのヘッド形状に加工してからオイルフィニッシュで仕上げ。また、指板はかなり色が薄くイマイチな見た目だったのですが、染色していい感じの色合いになっています。オリジナルと新しいネックは弦長はもとより幅や厚みも異なっていたのでネックポケットもかさ上げ、肉付けの上で拡幅修正しました。 続きを読む Greco TE-500 ネック交換・弦長変更改造例

Fender Japan STR-90LS 1992~93年製のメンテナンス

フレット擦り合わせ等の調整とサーキットのノーマライズを行ったFender Japan ストラト。

こちらは当店で調整をやらせていただいた1992~93年製造のFender Japan STR-90LS Stratocasterです。ローズウッド指板のもの(STR-85LS)は時々中古市場でも見かけますが、本機はショップオーダーのメイプル指板仕様、カタログ外モデルのためかなりレアではないかと思います。22フレット仕様、やや緩い指板R、Eric Claptonの使用で当時人気だったLace Sensor PU、USA Fenderの看板モデルだったAmerican Standard Stratocasterと共通の2点支持トレモロ、ミッドブーストサーキット搭載という当時としては最先端なストラトでした。しかし、約30年経過するうちにミッドブーストが機能しなくなったりフレットの浮きが生じたりなどの問題も起こっていました。今回行った主なメンテナンスは以下の通り。

①浮いたフレットの補修とフレット擦り合わせ

②ミッドブースト撤去、スタンダードなストラト配線へ変更

③シールド処理 再施工

④トレモロのフローティングセッティング含む基本調整

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Fender Jaguar 改造例: 3PU化/プリセットロー・ハイカット配線/他

Fender Jaguarの3PU化、プリセットコントロールをプリセットLow/ High Cutへ変更する改造をやらせていただきました。

上の画像は当店で改造させていただいたFender Japan JG66 JAGUARです。JAGUARはもちろんJazzmasterタイプにも採用できる改造例として紹介いたします。

主なポイントは以下の通り。

①センターPUを増設、3PU仕様に。それぞれのPUのOn/Offスイッチは下側のプレートに配置。

②プリセットコントロールはフロントPUのみではなくすべてのポジションに効くプリセットローカット・ハイカットコントロールに変更、ハイカットとローカットを自由に組み合わせたサウンドをスイッチ切り替えで呼び出せるようにする。

③JaguarやJazzmasterの欠点を軽減するための調整。

3PU化によって守備範囲はかなり広くなりました。Low CutとHigh Cutを自由に組み合わせて1アクションで呼び出せる新しいプリセットコントロールも使い手のある装備になったと思います。

サウンドチェック。最初にクリーン。アンプはFender Vibro King。

 

クランチサウンド。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive.

 

先のクランチをXotic BB Preampでゲインブースト。

 

以下詳細。

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