「ジャパンビンテージYAMAHA」タグアーカイブ

フレット交換例②1979年製 YAMAHA SA-2000

フレット交換をさせていただいた1979年製のYAMAHAセミアコSA-2000

79年製のYAMAHAセミアコのフレット交換を行わせていただきました。フレット交換の例としてご紹介します。

フレット交換前の主な症状と作業後の改善状況は以下の通り。

①元のフレットの高さは低いところで0.7mmくらいまで摩耗

 ⇒新しいフレットは国産のナロージャンボ。高さ約1.3mm。

②バインディングが収縮し剥がれも散見。指板との段差があったためほぼすべてのフレットの両端とバインディング間に隙間。

 ⇒段差と隙間解消。バインディングの剥がれ解消。

③ネックは順反り大、トラスロッドで調整しきれなかった。

 ⇒ノーマル弦・チューニングで適切な具合に。

 ⇒トラスロッドは閉まり気味だが、少し調整の余裕も確保。

以下作業途中の状態を順にご紹介。

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YAMAHA Broad Bass BB-1000 (Sold Out)

70年代終わりから80年代初頭の短い期間のみ生産されたYAMAHA BB1000。
70年代終わりから80年代初頭の短い期間のみ生産されたYAMAHA BB1000。

現代も続くYAMAHAのオリジナルスタイルベースの系譜BBシリーズ、本機はその初期モデルの一つ、デタッチャブルネック仕様のBB-1000です。おそらく1978年製で、フレットの減り具合からしっかり弾きこまれていたものと思われますが、経年数のわりに損傷は少なく、アルダーの木目を生かしたナチュラルフィニッシュも手伝って外観は綺麗で、とても40年近く前のベースとは思えません。アルダーボディでは珍しい木目を生かした塗装のボディ、メイプルネック、エボニー指板にPBスタイルのピックアップ&コントロール。シンプルですが、良い鳴りを持ち、アルダーボディによるミッドの豊かさで音作りの幅広さも期待できる一本です。

動画です。ポップインストグループ「Luca」などで活躍しているベーシスト日高真夢さんに弾いていただきましたのでまずはそれをご覧ください。

以下弾き手はへびげ店主。指弾き。アンプはPhill Jones Bass Cub。

ピック弾き。

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