Fender Classic Series 50’s Stratocaster Special Wiring 美品 (Sold Out)

2005年製の美品ストラトにより幅広いサウンドバリエーションを生み出すSpecial Wiringを追加!

Fenderメキシコ工場で製造されているClassic Series 50’s Stratocasterの美品中古に通常では出せないサウンドバリエーションを可能にしたSpecial Wiringを加えた一本です。シリアルナンバーから製造は10年以上になるギターですが、前オーナーさんはほとんど弾くことがなかったようでフレットの減りはごくわずかで凹みもほとんどなく、小さな打痕が一か所と塗装欠け(いずれも補修済みで目立ちません)、ピックガード上にごくわずかな弾き傷がありますが、中古としては大変美麗な外観を保っていて新品をご検討の方にも十分満足いただけるかと思います。前述のSpecial Wiringとは通常のストラトでは出せない「ハムバッキングサウンド(シリーズ配線)」「より煌びやかなハーフトーン(3つのPU全てを同時に鳴らすパラレル配線)」等を選べるモードスイッチを加えたものですが、よく行われるプッシュプルスイッチやミニスイッチは使用した改造ではなく、外観はなじみにのあるストラトのスタイルを維持しました。「見た目は変えたくないけどサウンドバリエーションは増やしたい」という方に是非ご検討いただければと思います。

サウンドチェック。各動画とも動画スタートから2:00くらいまではFat Tone Mode、2:00~3:00はノーマルモード、3:00から最後まではBell Tone Modeで弾いています。

まずはクリーン、アンプはFender Vibro Kingです。最初はトーンを絞っています。

クランチ。歪はWEEHBO Effekete JTM Drive。

Xotic BB PreampでWEEHBO Effekete JTM Driveをゲインブースト。

ボディ前面。写真の通り10年以上前に製造されたものとは思えない綺麗な状態。ピックガード上の弾き傷もわずか。コントロールは5wayスイッチとマスターボリューム、マスタートーン、そして通常センタートーンとなっているノブ(一番外側のノブ)が3段階のロータリースイッチになっていて5wayスイッチの組み合わせを3つのモードから選択。
PUと5wayスイッチ(CRL)以外の電気パーツは新調した上で再配線。POTはボリュームに250kΩ、フロントはサウンドバリエ―ションも考慮して500kΩのVintage Style CTS、キャパシタはOrange Drop 716P 0.022μF、通常センタートーンとなる位置にモード切替のロータリースイッチ。配線材はPUからの線にFender社でよく見られるクロスワイアー、他の部分はすべてBelden8503、半田はKester44です。
ノブの「1」はフロントとセンターのシリーズ接続などハムバッキングサウンドを中心としたFat Toneモード、「2」の位置が通常のストラト通りのサウンド、Normal モード。「3」はきらびやかなハーフトーンを中心としたBell Toneモードとなっています。詳細は下表の通り。緑色の目印はシールですので邪魔であれば簡単にはがすことができます。
 

5way Position

Rotary 1

Fat Tone Mode

Rotary 2

Normal Mode

Rotary 3

Bell Tone Mode

1 FとCのハムバッキング Fシングル Fシングル
2 FとRのハーフトーンにCを加えたハムバッキング FとCのハーフトーン FとCのハーフトーン
3 RとCのハムバッキング Cシングル
4 Cシングル CとRのハーフトーン F、C、Rすべてを鳴らすハーフトーン
5 Rのシングル FとRのハーフトーン

Fat Tone Modeでは5wayのposition1~3が通常の2ハムのギターのようなイメージです(position1フロント、position2ミックス、position3リアのような感じ)。position2はシングルコイルのハーフトーンのニュアンスもあり通常の2ハムのミックスポジションに比べるとより煌びやかさがあって面白いサウンド。「Fat Tone Mode」と名付けてはいますが、せっかくのストラトですのでシングルコイルサウンドも素早く出せるように5wayのPosition4,5はセンターのシングルコイルサウンドとしています。

Normal Modeはその名の通り通常のストラトと同じ組み合わせ。

Bell Tone Modeは5wayのPosition1に使用頻度が高いフロントPUのシングルサウンドを配している以外はすべてハーフトーンとなっています。特に5wayPosition4と5は通常のストラトでは出せない煌びやかなサウンド。Position4のアコースティックギターのような雰囲気も感じられるキラキラなサウンドがとても魅力的。5のテレキャスターのセンターポジションのようなエッジの効いたハーフトーンも面白いです。シングルコイルのハーフトーンサウンドを中心に演奏したいときに威力を発揮すると思います。

ボディバックも全体的にとてもきれいですが、この写真ではわからない小さな打痕が一か所と塗装欠けが一か所あります。いずれも補修済み(下写真ご参照ください)。また、ネックプレート上に線傷があります。バックパネルも付属。
保守箇所のアップ。わかり難いですが、赤矢印の箇所に塗装の欠け、打痕が反れぞりありました。透明の樹脂でカバーして表面を均す補修をしてあるので損傷が広がる心配は無用。
フレットはヴィンテージスタイルの細めのタイプ。ほとんど弾かれていなかったようで摩耗はごくわずかです。ナットの溝のバランスが悪かったので若干修正を加えています。
ネック裏。こちらも目立つ損所はなく大変きれいです。50年代タイプの握りが再現されていてロー側がVシェイプとなっています。極端なVではないので今までVシェイプを使ったことがない方でもすぐに慣れるでしょう(Fender のカタログでは「Soft V Shape」と記載されています)。Eric Clapton StratocasterやJimmy  Vaughan Stratocasterがお好きな方にはなじみのあるシェイプでしょう。

 

 

ヘッド表側。

ヘッド裏。ペグのメッキの劣化もごくわずかできれいです。この時期のFender 製品に貼られていた60thAnniversaryのプレートも貼られています。

弦はDaddario EXL110(10~46)をレギュラーチューニングで張ってあります。トレモロは3弦開放を1音ほどアップできるフローティングにセット、しっかり追い込んだ調整を加えてアーミングしても実用性を失わないチューニングの安定性を確保しています。弦高は1弦12フレット1.5mm、6弦は2.0mm、ネックは標準的な状態(ほぼまっすぐ、若干順反り)に調整、もちろんトラスロッドも余裕があります。

日本製の「Japan Exclusive 50′ Stratocaster Texas Special(Fender Japan ST57-TX)」と立ち位置が近いモデルですが、各パーツはUSA製と同じインチ規格が用いられていて日本製に比べるとよりUSAよりの性格も有しています。配線の改造を加えることでサウンドバリエーションを拡大させている点が最大の特長で一本のストラトで様々なスタイルをこなしたいギタリストに是非試していただきたいと思います。一方で、基本的な使い勝手はノーマルのストラトと大差なく、初めてストラトを手にする方でもストラトらしさを十分楽しんでいただけますので、是非選択肢の一つとしてご検討下さい。

ソフトケース付属します。

⇒ ご質問・ご相談等はこちら!

⇒ ご注文方法、送料等について!

⇒ 下取りご希望の方はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です