Fender Eric Clapton Stratocaster UD Special Mod.(Sold Out)

Fender Eric Clapton Stratocaster Updateをモディファイ!

Fender Eric Clapton Stratocaster Update(2003年製)を当店でモディファイ。写真のようにStevie Ray Vaughanのコンポーネントストラト「Lenny」のような木目が浮き出た雰囲気のある極薄塗装にリフィニッシュすることでアルダーボディの「木の鳴り」を強調、加えてサドルはKTSチタンサドル、トレモロスプリングはRaw Vintageにアップグレード、オリジナルの状態よりも生々しい鳴りに加え、ミッドブースターの広大なゲイン可変でシンプルなクランチセッティングでも手元の操作で幅広いサウンドバリエ-ションを得られます。

サウンドチェック。まずはクリーンから。アンプはFender Vibro King.

クランチ。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive。いつもシングルコイルのギターで使うのと同じゲイン設定。Fender Noiseless PUの特性か、Mid Booster 0でもヴィンテージタイプのシングルコイルPUより歪んでいますが、ボリュームを絞るとクリーンな雰囲気も出ます。Mid Boosterでのゲインの可変幅がかなり広くエフェクターやアンプはシンプルなクランチでもギター側の操作でファズのようなトーンまで自在。

前の動画よりもJTM Driveのゲインを下げたセッティング(ヴィンテージタイプのシングルコイルPUの音をイメージしてセッティグ)。

元々ポリ系の塗料でブラックに塗装されたボディでしたが、これを落として木地調整し、極めて薄いラッカー塗装しました。Stevie Ray Vaughanの有名なストラト「Lenny」のような雰囲気を求めてボディのアルダー材の木目が浮き出るくらいに塗膜を薄くしています。また。オリジナルでは1plyのピックガードですが、「Lenny風」に近づけるために新品の3plyに交換(表面のフィルムは貼ったままです)。合わせてノブも新調。PU含め電気部分はオリジナルと同じ。真ん中のToneノブはTBXトーン、下のToneノブはFender Mid Boosterのブースト量のコントロール。ストラトとしては特筆レベルでノイズが少ないです。
アルダーの木目が出ているのがわかります。サドルはKTSチタンサドルに交換。ボディは3ピース。
ボディのサイド。黒いしみはボディ材にしみこんで取れなかったもの。ジャック付近のサイド(この画像の3段目)はよく見ると色にうろこ状にムラが出ています。色を重ねればこれらはフラットにできますが、それだとLennyの雰囲気から離れてしまうと考えてあえて着色も重ねていません。
ボディバック。こちらもアルダーの木目がイイ感じで出ています。トレモロのスプリングは鳴りの良さに定評があるRaw Vintageを4本。電池はMid Boosterの駆動用です。
通常のストラトはバックパネルなしで使用している方が多いですが、クラプトンストラトの場合、パネルがないとMid Boosterの電池が落ちやすいのでそれを防ぐパネルをエボニー材から削り出して製作。エボニーパネルの厚さは3plyのパネルと同じくらいに作ってありますので演奏中邪魔になることはないと思います。通常のストラトのバックパネル(もちろん付属)でも電池は落ちないのですが、アーミング時のトレモロの底面に干渉するのでアームを使用するセッティングの時は写真のエボニーのパネルをご使用ください。エボニーパネルを止める2つのネジはオリジナルのパネルと共用となっています。
指板。元々の状態ではローポジションのプレーン弦に少し弦による溝が出来ていましたが、フレット擦り合わせを行い良好な弾き心地を確保。また、元々はフレットを打った後に吹き付けられた塗装がフレットの側面にのったままの仕上げでしたが、余計な塗膜はできる限り取り除いたのでスライドやグリスでの手触りも向上、見た目もすっきりしました。メイプル指板の塗装はオリジナルのまま(ポリエステル塗装と思われます)、よく見ると塗膜表面の傷がありますがこの時期のFender製品で時々見られる塗膜の剥離や大きな割れなど致命傷もなく良好な状態をキープしています。指板Rは9.5インチなのでヴィンテージモデルよりも低めの弦高にもし易いでしょう。
Eric Clpatonストラトと言えばVネック。この握り慣れると病みつきになるそうで・・・
ヘッド。表にクラプトンのサインと「Blackie」の文字がプリントされているのが本機が「Eric Clapton Stratocaster」を元にしていることの証。Fenderのロゴはヴィンテージモデルと同じく水貼りデカール。ペグはメッキにくすみは出ていますが10年以上経過しているものとしては比較的綺麗。勿論動作もOK。他、中古品にありがちな打痕やエッジの欠けもなく比較的綺麗な状態と言って良いでしょう。
Fenderのツィードハードケースが付属。このケースもきれいな状態です。

弦はDaddario EXL110(10~46)をレギュラーチューニングで張りました。弦高は1弦12フレット1.3mm、6弦は1.8mmにセット、トラスロッドの余裕もあります。現在トレモロはフローティングに調整してありますが、ご購入の際ベタづけへの変更もやらせていただきますので遠慮なくご相談ください。

本機のボディには非常に薄いラッカー塗装をしております。通常のグロスフィニッシュのギターに比べると傷や塗装欠け、割れなどが起こりやすい反面、長い年月使い込まれてきたような渋い使用感も比較的早く表れてくるのではないかと思います。

元々はEric Clapton Stratocasterですが、クラプトンファンでなくても幅広いサウンドバリエーションを持つストラトをお探しの方には使い手があるかと思います。またSRVのLennyのような外観が好きな方も、既製品ではほぼ選択肢がないので(カスタムショップの限定レプリカはありますが100万オーバー・・・)一考の余地があるかも。「弾きこみによる外観の変化」を楽しみたい方にもお勧めです。

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