石ロゴ Fernandes FPB-75 VN お買い得品!(Sold Out)

評価の高い「石ロゴ期」のフェルナンデスプレベ!

おそらく70年代末の製品と思われるFernandesのプレシジョンベースタイプ FPB-75 VNです。中古市場で時々見かけるボディ材にセンが用いられたFPB-50の上位機種にあたり、ボディ材にシルバーハートが用いられている点が大きな違いです。「ナチュラルバイオリン仕上げ」と呼ばれるボディ材の木目が少し浮き出た渋い仕上げが高級感を演出しています。全体的に使用感はありますが、ピックアップはVanzandt、POTはCTS250kΩ、キャパシタはOrange Drop715P 0.047μF、ジャックはSwitch Craftにそれぞれアップグレードされている他、豪華なハードケースが付属する大変お買い得なプレベ!

サウンドチェック動画。まずはピック弾きで。アンプはPhill Jones Bass Cub。

指弾き。

ボディトップ。致命的な損傷はありませんが、全体的に小傷や打痕が散見されます。また、ピックガードは経年の変化で少し波打っています。いずれも使用上は問題ありません。ピックアップはVanzandt製(型名不明)のものに交換されております。ジャックやPOTも実績のある部品に交換されており実戦向きだと思います。フィンガーレストやブリッジカバー等は欠品しています。
ブリッジ。メッキの傷みがありますが、写真の通り40年近く前の楽器としては状態が保たれています。勿論使用上の不都合はございません。
ボディバック。ベルトバックルの痕など使用感が見られますが、木部が極端に露出するなどの致命傷はありません。
ネックポケット。以前のオーナーさんがプロに調整を依頼した際にシムの位置がずれないようにテープで固定したと思われます。今回もこのシムは取り外さず調整しました。
POTはCTS、キャパシタはOrange Drop715p、ジャックはSwitchCraftといった具合に実績のあるパーツに換装されています。
指板は4フレット、9フレットに塗装をひっかいたような跡があります(シールを張って後から無理にはがした等が考えられます)が木部は露出しておらず使用上は問題ありません。フレットは凹みは見られませんが、擦り合わせの履歴があるようで低くなっている箇所もあります。1弦のローポジションは強めにピッキングで少しビリツキが出ます。
ネックはメイプル製。現在アーニーボールのコバルト弦の45~100が張られています。レギュラーチューニングでネックはほぼまっすぐに調整してあります。トラスロッドの余裕もあります。弦高は1弦12フレット2.5mm、4弦は3.0mmくらいにセットしています。
ヘッド。使用感はありますが、年代物の割にきれいだと思います。当店入荷時にペグのブッシュに浮きが見られたので埋め直しさせていただきました。
ヘッド裏。表側と同様結構きれいだと思います。ペグのトルクが緩くなりすぎていたのでのトルク調整を行いました。また、ペグを止めている小ねじのネジ穴が少し緩くなってきているので簡易的に詰め物を行って固定しなおしました。以上のメンテで動作良好となっております。
付属のブラウンのハードケース。使用感はありますが、高級感のあるケースです。

下位機種のFPB-50に比べるとFPB-75やFPB-70は中古市場に出てくることはあまり多くはありません。ボディ材のシルバーハートはギターやベースの材として珍しい材であまり知られていない材です。重さは一般的なアルダーに近いですが、木目は比較的はっきりとしていて本機のような木目を生かした塗装では映える材かと思います。

全体的な使用感や1弦のローポジションは強めのピッキングでは少しビリツキが出ますが(アンプから音を出しているときはあまり気にならないかと思います)、この年代の楽器としては状態は良い方かと思います。ジャパンビンテージファンの方はもちろん古いものを使ってゆきたいという方にもオススメの一本!

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