60年代ダンエレクトロ製造のSilverton 1448！ ジミヘンドリックス、ボブディラン、チェットアトキンス、マークノップラー、ジェフベックetc・・・海外の多くの有名ギタリストがキッズ時代に愛用していたと語られることで知られるsilvertone ブランド、1448というギターです。「amp in case」という名称でも知られているとおり、新品時付属していた専用ケースには小型のアンプが搭載されておりAll in oneのスチューデントモデルとして1960年代に流行。現在もマニアの間で人気のモデルですが、今回出品の本機はアンプ搭載のケースが欠品しているため、コレクション用というよりはビザールギターを弾き倒したい男前のプレイヤーにお勧めしたい一本です。
「Silvertone」は多くの楽器メーカーで使われたブランドで、本機はダンエレクトロ製とのこと。おなじみのメゾナイトホロウボディ、18フレットショートネック（弦長はFender Mustangより短い23.5inch）、Lip Stick PU、ローズウッドのサドルが乗ったシンプルなブリッジ。お世辞にも完成度が高いとは言えないつくりですが、だからこそ弾きこなすことがカッコイイとも言えるのでは。
サウンドチェック。アンプはFender Vibro King。
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次にクランチサウンド。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive.弾いていて楽しいギターです。
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クランチの前段にセットしたFuzz（Love Pedal 200lbs）をOn。
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ダンエレクトロと言えばメゾナイト（集成材）製のホロウボディにLip Stick PU。コントロール右からト、ボリューム。 PUカバーに経年劣化によると思われる亀裂（赤矢印）。音は問題なく出力されます。 簡素なつくりのブリッジ。3，4弦の間のネジはブリッジ角度調節、両端のネジは弦高調整ネジですが、現在下がり切っていて、さらに弦高を下げたい場合はネックポケットにシムを仕込む必要があります。ローズウッドのサドルの位置をずらすことでオクターブを合わせます（構造上完全には合わないですが、スケールが短いのであまり気になりません）。ブリッジの構造と緩い弦のテンションからサステインは弱いですが、味わいのある音はこの構造ならでは。 ボディバック。なんとネックは2点止め。残り2本のネジでPUの高さ調節ができます。 サイド。このチープさが本機の味わい。 指板はハカランダ。フレットは大き目のサイズが打たれています。使用感はありますが年代の割にフレット減りはそれほどでもありません（交換履歴があるかも）。 ネックの両サイドは塗装が落ちていて、長い年月使われてきたことを感じさせます。トラスロッドはなく、補強のための金属棒が仕込まれたネック。ほんのわずかに順反りがありますが、標準的な状態と考えて差し支えありません。現在010～046の弦をレギュラーで張っています。 ヘッド。ナットはアルミ。 ヘッド裏。ペグは交換されています。赤矢印の部分にオリジナルペグのネジ穴が残っています。現在つけられているペグは2点止めですが、1弦ペグのネジ穴が一か所ヘッドからはみ出しています。使用上はこのままでも大丈夫です。 多くのミュージシャンから愛された本機、チープなつくりではありつつもならではの味わいは他のブランドにはまねできないと思います。ビザールファンの方はもちろん、あえてこういったギターを弾き倒したいロックなギタリストにオススメ！
ソフトケース付属。
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