Greco SV-600 1979年製 (Sold Out)

Grecoの1979年の意欲作セミアコSV-600!

70~90年代前半に完成度の高いGibson系コピーモデルを多数ラインナップしていたGrecoブランドがGibsonを尊重しつつ独自の解釈も加えて70年代末に世に送り出したオリジナルセミアコ、SV-600です。

79年のカタログに登場し、その後マイナーチェンジも加えられていった機種ですが生産期間は短いようで中古市場でも珍しい本機。今回出品のこちらは79年2月製造、ごく初期の一本かと思われます。ジャパンビンテージファンの方や小ぶりなセミアコに興味があるけれど、現行のフジゲンセミアコやGibsonのES-339などは小さすぎるとお思いの方などにオススメ!

動画です。まずはクリーン。アンプはFender Vibro King。

 

ドライブサウンド。歪はWEEHBO Effekte JTM Drive、終盤Xotic BB Preampでゲインブースト。

最後にリード中心に弾いてみました。バッキング⇒クリーンリード⇒歪リードの順です。

ボディトップはホワイトシカモア。上品な杢が高級感を演出しています。ボディサイズはGibsonES-335より少し小さくデザインしなおされ、最大幅の部分でES-335よりも約20mm小さくなっています。小さな塗装欠け・擦り傷・打痕などはありますが致命的な損傷はなく、38年前の楽器としてはなかなかの状態。
ブリッジがGOTOHのナッシュビル風のものに交換されている以外はオリジナルの状態。テールピースは弦交換が行いやすいように工夫された仕様。メッキ部分はよく見ると劣化もありますが、経年数を考えるとかなり綺麗でしっかり手入れされてきたことが伺えます。
PUは3本のネジで高さと傾きを調整できます。エスカッションに亀裂がありますが、出品前に補修させていただきました。
ピックアップはカタログでは「U-2000」とされていますが、本機は上位機種SV-800と同じ「PU-2」が搭載されています。黄色矢印の部分は当店でエスカッションの亀裂を補修した部分。
ボディバック。トップと同様の使用感はあるものの、ベルトバックル痕などの激しい損傷はなく40年近い年月を感じさせません。ホワイトシカモアのフレイムが美しいです。
ネック。フレットはオリジナルのまま。プレーン弦のローポジション側に凹みが出来ています。前オーナーさんは1弦5フレットをよく使う方のようで、そこが比較的多めに摩耗が見られます。1弦12フレット1.5mm以下にすると1弦5フレットを強く弾くと少しビリツキが出ます(音は途切れません)。
プレーン弦のロー側にフレット上の凹みが見られます。
ネックは3ピースメイプルでヘッド付け根にボリュートもつけられた強度のある構造。トラスロッドは十分な余裕があります。
ヘッド。ペグはメッキの浮きなどが見られますがしっかり手入れされておりの輝きです。勿論動作も問題ありません。GOシリーズなどにも採用されているブラスと牛骨を合わせたナットも本機のポイント。ブラス部分の2弦と3弦の間にぶつけた跡がありますが、ナットの溝は無事で機能的にもOKです。
ヘッド裏。メッキ部分がしっかり磨かれています。
違和感のない程度に小ぶりというも本機の魅力かと思います。

現在、弦はDaddario EXL110(010~046)をレギュラーチューニングで張り1弦12フレット弦高1.5mmほどにセッティングしてあります。上写真にある1弦5フレットのフレット摩耗が他より比較的多く、同ポジションは強くピッキングすると音のビリツキが出ます(音が途切れない程度)。フレット擦り合わせを行う事でこれの解消ともっと低い弦高にすることも十分可能です。本機ご購入の際ご要望あればフレット擦り合わせをサービス価格でやらせていただきます(通常税別¥13,000のところ¥10,000にて)。

ケースは欠品しておりますが、下写真のハードケースをご用意できます(税抜き¥3,000)。同時代のもので通常サイズのセミアコに合わせてあるためやや大きめです。

同時代の別売りハードケース税込¥3,240も合わせていかがでしょうか。当時の定価¥9,500でES335タイプに合わせたサイズとなっておりやや大きめです。

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